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《デント》

ピカチュウ達の回復を待ち、数時間後・・・

「デントとは、結構バトルしてるけど、こうして改めてするの、なんか緊張するな〜」
「ピカ〜」
「うん、何時もは遊びとか、特訓とか、意味合いは色々だけど、6対6のフルバトルは初めてかもしれないね? サトシ、バトル承諾してくれてありがとう! グットテイストなバトルにしよう!」
「ヤナ!」
「ああ!」
「ピカ!」

背筋にピリピリとした空気を感じる

サトシも、デントも、ピカチュウとヤナップも、表面は楽しそうに笑ってるも、攻防はもう始まっていた

フィールドに立った瞬間から体を這うようにオーラがそれぞれ感じられる

最初のトレーナー同士の攻防だ

「僕の一番手は、君だ! マッギョ!」
「マッギョ!」

「マッギョか、だったら、俺は、ガマガル! 君に決めた!」
「ガマ!!」

「成る程、ガマガル良い相手だ、相性も、いいね」
「マッギョ・・・」

「ふっ、それにこいつらって、元は同じ縄張りにいた同士だろう?」

「! ああ、そういえばだね? ミジュマルが水中で目を開けられた時の沼にいたもんね?」
「マッギョ!」
「ああ、それもあってガマガルに決めてたんだ、マッギョならガマガルしかないって思ってさ?」
「ガマ!」

「うん、グットテイストだね? 思い出を振り返られるし、力も同等だ、良いバトルにきっとなるよ」
「マッギョ!」

「ああ! 最高のバトルにしようぜ?」
「ガマ!!」

思い出沢山詰まった地方・・・この地方にてのエピソードも、どれもこれも、デントにとっても、アイリスにとっても忘れられないものばかりだ

それを考えて、バトルのメンバーを組んでくれているサトシに、デントは、嬉しくてしょうがない

アイリスもまた、同様で、デントとのバトルを眺めていて嬉しく思い、キバゴと笑いあっていた

「「「「「「「「・・・」」」」」」」」」
この地で培ったものは、色んな人との絆と縁を育んでいる
シューティーとも、ベルとも、ラングレーとも、ケニヤンとも、カベルネとも、いっぱい思い出がある地方だ

「・・・私も、サトシくんとバトルしたい!」
「ああ・・・」
「・・・」
「同感!」

更新日:2018-10-09 13:36:25

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