官能小説

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愛し合う紗世と洋一

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<愛し合う紗世と洋一>
セックスの交情がおわって、少しけだるさが残るけれど、すぐに回復してきて、愛しあえるようになる大学二年生のバイオリニスト紗世と大学院生でホルン奏者の洋一です。
「うん、バイオリンってね、繊細でしょ、わたしの気持ち、バイオリンなのよね」
「そうだね、紗世は、繊細だし、いい声だし、喘ぐ声なんてたまらないよ」
「せんぱいだって、いい気持ちなんでしょ」
「そうだな、男だから、女の紗世とは、ちがう快感かなぁ」
丸いちゃぶ台は直径50㎝だから、二人には狭い大きさです。大学院生洋一の、六畳のワンルーム。勉強の机と椅子、シングルだけどベッド、鏡や収納ボックスなどがあって、狭いです。寝そべる長さは畳一枚分ほどですけど、幅は少し狭いです。ちゃぶ台を置くと、空間は愛の巣です。紗世が持ち込んだベアのぬいぐるみは枕の代わりにというよりクッションです。破廉恥な事するのに空間は畳半分しかありません。
「うううん、わたしは、バイオリンは、ずっと続けるつもりよ」
「そうなんだ、紗世は、バイオリンが好きなんだ」
「そうね、わたし、バイオリンだけじゃない、クラシック音楽が好き」
「バッハなんて、弾きたいんだろ」
「ええ、とっても魅力ある音符だと、思うのよ」
「ベートーベンよりも、バッハがいいのか、紗世としては」
「ああん、そうかもぉ、だめったら、ああん、せんぱいぃ」
シュークリームの食べさしと紅茶のお茶碗があるちゃぶ台を前にして、紗世と洋一が、音楽の話題です。言葉は音楽のことですが、洋一の手が、紗世のおんな座りした太ももに這わされてくるんです。
「ああん、こそばい、こそばいったらぁ、ああん」
ワンピを身につけた紗世ですが、ブラはしていなくて生成りのショーツ。薄い紺の水玉模様のワンピース。ノースリーブです。もとから座ると太ももが半分ほど露出してしまうワンピースです。その裾をめくりあげなくても、指でなぞられると、紗世、こそばさとゾクゾク感にみまわれてしまうのです。夕方とはいってもまだ明るい光が窓から入ってきます。音楽はバッハのパルテータにしてもらいます。

更新日:2018-03-30 16:56:47

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