官能小説

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淫らな聡美

2016年11月25日~
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落合聡美は今年の春、大学を卒業したばかりの22歳です。大手の銀行に総合職で勤めだした才女、それなりの資産家の娘だから、育ちが良くて可愛くて、可憐なまなざしで男子銀行員に注目される存在。窓口担当に配属されて半年、お客さんの受けもよく、その可愛い美貌だから、聡美をモノにしたいと思う誘惑犯がいてもおかしくはありません。
「ええ、わたし、落合ですが、ああ、わかります、お客さんですよね、ありがとうございます」
心斎橋のグリコの前の橋のうえをひとり歩いていた時、イケメン美男子に声をかけられ、挨拶をしたところです。
「よかったら、つきあいませんか、ベントでドライブとか、いかがですか」
30歳前後に見える若き実業家といった感じの男、たしか名前は、むらせ、村瀬という苗字だったと、聡美は思います。独身女子だから、独身らしい男子に声かけられて、それもイケメン男子だから、乗せてもらうことに心を許します。
「いいですよ、ひまですから、連れてってください」
金曜日の夜、聡美は、たまたま偶然に会ったものとの思いですが、村瀬にとっては、計画通りに進めているところです。六甲の方へ夜のドライブ、そうして聡美が気がついたのは、マンションの一室でした。

「目が覚めたかい、落合さん、どうしちゃったのかと思いましたよ」
そういえば、神戸の夜景をみていて、それからの記憶がなくなっているのに気づいて、聡美こそ、いま、ここにいることが、どうしてなのか、わからない。
「ここは、何処?、わたし、どうして、此処に?」
「まあ、いいじゃないですか、あす、あさってと土日でお休みでしょ」
「まあ、それはそうですけど、ああっ、わたしのカバン、何処?」
「預かっています、ぼくが、預かっています」
高級マンションの一室といった感じですが、聡美には、此処の所在地がわかりません。
「もうわかっているだろ、落合聡美さん、22歳なんだってね、いい関係になろうよ」
村瀬は、憂えた表情で聡美が一目惚れしてしまうほどの優男に見えます。でも、いきなり、いい関係になろうよと言われても、聡美は、それは、すぐには、承知できません。でも、抵抗はしたけれど、聡美は強引に手首を縛られ、半裸にされてしまったのです。
「聡美さんに、こんなこと、してあげたいんだよ、ぼく」
裸にされて縛られて、ソファーに座らされた聡美に、村瀬がSM写真を見せだしたのです。聡美は、目に涙です。村瀬はイケメンだけど、抵抗したらなにされるかわからないから、怖い気持ちもありますが、むしろ悲しい持ちになってきたのです。


更新日:2018-02-08 06:03:20

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