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第14章 意識の底にて

「ここは・・・?」
真奈が目を覚ました時、周りの景色は大きく変わっていた。真奈の周りを取り囲むように、淡いピンクの桜の花びらが舞い落ちている。
「さっきまで敵と戦っていたはずなのに・・・」
真奈は立ち上がろうとした。しかし、
「うっ・・・!」
頭がクラクラして、立ち上がることができなかった。その時だった。


「立てますか?」
真奈の目の前にどこからともなく現れた少年が、優しく手を差し延べた。
「・・・うそ・・・!?」
彼の顔を見た真奈は、愕然とした。信じられなかった。しかし、目の前に立っていたのは、紛れも無く、真奈がずっと会いたいと願っていた少年―


「クフフ・・・。久しぶりですね、真奈」


六道骸が、そこにいた。

更新日:2010-08-30 22:40:02

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REBORN!(リボーン)小説~もう1人の守護者~