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 学校を飛び出したツナたちは、並盛商店街の中を走っていた。
 「クロームはどこなの?」
 息を切らしながら真奈が聞いた。
 「たぶん、こっちだと思う。ついてきて!」
 ツナは半分自信がなかったが、4人の先頭に立って並盛駅へ向かい始めた。このとき、本人は気が付いていなかったものの、ボンゴレ特有の見透かす力、「超直感」が発動していたのは言うまでもない。

 並盛駅の地下では、ショッピングモールの工事が進んでいる。その工事現場へ向かう階段までたどり着いた、その時だった。
 「待っていたぞ、ボンゴレ」
 「!!!」
 ツナたちの前に現れたのは、身長2メートルはありそうな程大柄の男。その右手には、血塗られたチェーンソーが握られている。
 「テメェらがクロームを監禁してんのか」
 獄寺が言うと、その男は無表情で答えた。
 「私は詳しく計画を聞いていない。だから、私が貴様らに教えられる事は何もない。ただ、私の任務は貴様らを倒し、そこの女をボスの元にお連れすることだ。さぁ、そろそろ始めようか」
 男はチェーンソーを構えた。それと同時に、山本は剣を抜いて言った。
 「ツナ、ここはオレに任せてくんねーか?早くしねーと、クロームも心配だろ?」
 「でも…!」
 ツナは止めようとした。しかし、
 「大丈夫ですよ、10代目!もし野球バカがやられても、このオレがコイツを止めて見せますから!10代目は、真奈を連れて先に行って下さい」
 獄寺もボムを構えて言った。
 「本当に、大丈夫なの?」
 ツナが聞くと、山本、獄寺はすぐに答えた。
 「あぁ、任せとけ!」
 「すぐに片付けますから!」
 ツナは、覚悟を決めた。この2人なら、安心して任せられる―
 「行こう、真奈!ここは2人に任せて、オレたちは早くクロームを助けなきゃ!!」
 「うん、分かった!お願いね、山本くん、獄寺くん!!」
 ツナと真奈は階段へ向けて走り出したが、男が簡単に見逃すはずがなかった。
 「逃がすか」
 男がツナたちに迫ってくる。しかし、
 「ロケットボム!!」
 獄寺のボムがその男を襲った。あたりに激しい爆音が響き渡る。ボムの煙が消えないうちに、ツナたちは階段を下りることに成功した。
 「無事に行ったみてーだな、ツナたちは!」
 「あぁ、後は…」

 「あいつをどうするか、だよな」

更新日:2009-05-12 01:09:15

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REBORN!(リボーン)小説~もう1人の守護者~