「「・・・」」
「「・・・」」

「うっ？」
ちぃたいお子・・・ヤマトとコサえほんの所為で、若干縮んだ・・・幼児化したサトシは、シゲル達の元からJに拉致られ中

ちぃたいつやつやの黒い髪の後頭部は、きょろきょろと辺りを見渡している

好奇心の塊の様な純真無垢の大きな瞳は、辺りを見渡した後に、高い位置のシゲル達よりも大人達を見上げた

「ふふ、むふ、不思議現象だね？ あの、サトシくんが、こんな風になるとは・・・ロケット団という組織はなかなか、いい趣味をしている様だ」
「変な感心してる場合？ 誰が面倒見るのよ？ あたし無理なんだけど？」
「あ、あたしだって、子供の世話なんかした事ないわよ！？」
「まあ・・・私も無いがな・・・」

「あう？ うー、う、うう（じわっ・・・）」

「「「「！？」」」」
ちぃたいサトシの大きな瞳はみるみると涙を溜めていく
それに、普段慌てる事をしない、Jとアクロマさえも、どうすればいいのかと、泣きそうになっているちぃたいサトシを前に、手を出した方がいいのか、どうするかあわわとしている

「ふぇ〜・・・」
ぽろぽろ

ポーン
「ゴルー！！」

「「「「！？」」」」
アクロマのボールから勝手に、ゴルーグが出てきて

泣きそうになってるちぃたいサトシを突然高い高いとあやし始める

「！？ あい、やー！ きゃーーあーーーいーー！！」
途端に、きゃーと甲高い楽しげな声が、船内に響き渡る