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ちぃたい天使と凄い人達との交流の話6

《癒しのちぃたい天使》

「キクコさん、いつからそこに!?」
ワタルが、目を白黒させつつ、目の前の婦人に慌てたように歩み寄る
その横には、ダイゴも慌てたように近寄っていく

「ほほほ、先程からですわ、デンジさんとオーバさんのバトルもちゃんと拝見いたしましたわよ? いい腕は健在で良かったですわ〜」

「!? な、見てたなら声を掛けても良いじゃんないですか!? キクコさんも人が悪いな、結構前から見てたんじゃないですか!?」

「ほほほ、あなた達が、サトシ君達と和気藹々と遊んでるのをビデオに収めるのに必死だったもので」
キクコの側には、最新のビデオカメラが三脚に設置した状態で立てられていた

「そうそう! 私達のそもそもここに来たのは、ずばり!! 癒しの天使をこの手で撮影して堪能する為よ!!!」

「「「「「「「「はあーー!?」」」」」」」」」

ワタルとダイゴ、デンジとオーバの後ろにいた、シゲル達が、それを聞き声を出す

「ちょっと待って、その為にこんな大掛かりな事を!? 暇なんですか!?」

「暇?」

「「「「「「「「!?」」」」」」」」

どきりとその場の全員が、止まる

キクコの何やらただならぬ、凄みのある笑みと声に、何故だか背筋が寒々しく思う

「暇とは、なんですかしらね? もう本当書類整理やら、やれ、会議やら、議題やら、はては、パソコンだのアナログ人間にデジタル化しろと言わんばかりに、周りはあれこれ囃し立て、パソコンと言うか機械類と相性の悪いわたくしに押し付けてくる作業のストレスが、どれ程のものか!!!! あなた分かりますの!?」

「うえ!? ええ、えっっっと・・・」
ずずいっと迫られるラングレーは、たじたじになる

「そんな時にあの! 動画を見ましたのよ!!! あの天使さながらの笑顔を振りまき、ピカチュウ達と楽しげに、こちらまで、微笑ましくなるような、ダンスの、あの動画と出会いましたのよ!!」

キクコは、自身と相性の悪いパソコンをナタネに渡し再生して貰う

パソコンには、お気に入りというファイルに、そのちぃたいサトシの踊るあの動画が入れられていた

「ご安心を! ちゃんと拡散させない為、この動画の会社に頼み込みましたわ!! ウイルス対策も、万全との事ですので、防犯の面も心配はいりませんわよ!!」
「えええ!?」
「シゲル君からの消すようにのメールに絶望を覚えたのは何もわたくしだけでは無いようなので、ポケモン国際連合副会長として全責任を負いますわ! あの動画は無くしませんことよ!!」
「そ、」
そこまでする!?

更新日:2018-06-11 13:13:24

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