子供には人気、見た目怪しいは禁句（爆）な人、その名は？

「ワ、」
「「「「「「「ワタルさん！？」」」」」」

あ、危ねぇ〜ぇえ、今の、聞かれてないよね？
と、シゲル達はドギマギする中

「！！ マントおにぃしゃ！！」
「ピカ！」
「え！？」
ビシッとちぃたい人差し指が、マントのお兄さん（笑）をお行儀悪く指差ししては、キラキラ途端大きな瞳を向けた後に、シゲルの服をぐいぐい引っ張る
「さと、あれ、したの！！ しげ、あれ、あれ！！」
「ああああ、サト、サトシ？ あれは・・・ね？」
「ひーろ！！ ひーろのおにぃしゃなの！！」
「ま、まあ、ヒーローと言えばそうだけどね？」

だって、ワタルは、カントー&ジョウト地方のチャンピオンにして、ポケモンGメンだ
見た目は、確かに子供心を擽るものがあるだろうし、職業も、言われてみれば、確かにそう言えなくも無い訳だけど

「え？ 何？ というか」
ワタルは、何を言われているのか、理解出来ないも

「ほわわ、ひーろしゃ、しゃいんくらしゃい！！」
「ピーカチュ！！」
「・・・本当に小さくなってるんだな、サトシくんだよね？」
「！？ うう！？ さとの！？ ひーろしゃ、さとのおしりなの！？」
「ええ！？ お尻！？」
幼児言葉に四苦八苦する、ドラゴンタイプの最強の使い手と言われるカントー&ジョウト地方チャンピオンは、目を白黒させていた
「あ、ああ、そのサトシの知り合いって聞いてるんですよ」
「！ ああ、あっ、成る程な？ よく分かるね？ シゲルくんって」
「って、僕、名乗りましたっけ？」
「ああ、一方的に知ってるよ、ポケモン国際連合でも、有名だからオーキド博士のお孫さんにして、研究員の卵にしてとっても優秀の人材なのは」
「！？ そ、そんな大層な奴では」
「しげも、おしりなの？」
「え？ 知り合い、というか、この人はまあ、有名だし」
「？ ゆうめ？ ゆうめ、ごーすたいなの？」
「いやいや、ゴーストタイプとは関係ないから」
「？？ さと、わかんなの」
「ああ、ね？ 今の君には難しいね・・・」
元の姿なら分かるだろうし、ここまで興奮はしない・・・いや変わらず大騒ぎするだろう、なんせ、ワタルは、元のサトシにとっても憧れのその人だし
「本当によく分かるな・・・流石というか」
「というか、何故、カントー&ジョウトのチャンピオンが、イッシュ地方に？」
「え？ ああ、今日は、イッシュ地方で、各地のチャンピオンやらジムリーダー、四天王、元四天王、こぞって集まろうって、キクコさんが企画してね、突然の思いつきだと思うけど、インターネットでそう告知してるんだ、各地のそういう奴らが分かるようにって、ポケサイトのポケフェイスで囁いてるはずだ」
「！？」
「「「「「「「「はあああ！？」」」」」」」」」
シゲル、シンジ、ジュン、シュウ、シューティー、ケニヤン、ハーリー、ケンゴが、寝耳に水と驚いていれば