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そんなヒカリを見て
「・・・」
「シゲル? どうかしたのか?」
ジュンが、難しい顔をするシゲルをキョトンと見た
「ん? ヒカリの気持ち分かるからついね?」
「は?」
シンジも、怪訝そうに、シゲルを振り返り見る
「今の子に悪気は無いと思うけど、あれじゃヒカリが可哀想だ、お母さんと比べられてる様で、親が凄いのなら、その子も凄いんだろうって言われる感じ、それに、圧迫感を感じるというか、お母さんを通して自分を見られる感じ? なんかね? 嫌なんだよね? だって、それって」
「自分個人として見られているわけじゃないもんな・・・」
「「!? タケシ!?」」
「!?」
「俺も、覚えあるからな〜、まあ、俺の場合は、ダメ親父ってのがな・・・親がそうなら、俺も、そう見られる感じ体験してるんだよな・・・蛙の子は蛙ってな」
「・・・俺も分かるかな・・・それは・・・」
「ジュン?」
「俺のダディは、シンオウのフロンティアブレーンだぜ? そりゃ、村なら知らない奴いねぇしよ、英雄って言われてるし? シンオウなら有名人だもん、ダディが、そうだってんなら、俺もその素質あるんじゃねぇ?って言われるわけだよな? で、いざバトルして負けたりすると、親はあんなに凄いのに、ダメな奴だって、レッテルを貼られたり言われたり、それが、嫌で、村出て旅して転々としてる感じあるからな・・・」
「・・・俺も分かるかもな・・・」
「「「!? シンジ?」」」
「兄貴は・・・強かったからな・・・兄貴が、強いのなら、俺もそうだろうと言われた事があるな、それが窮屈に感じた事はある」
「・・・ん、ここにいる奴等って何かしら、そういう事情を抱えてるって事だよね? 要は」
「ん〜、まあ、俺だけダメな親父だからな・・・同じ境遇の様で違うかもな・・・」
「でも、共通してるとこがあるとすれば・・・大切な家族で、でも、比べられたりするの嫌で、葛藤しては、避けていた時期とかあるんじゃない?」
「「「・・・あるな・・・それは・・・」」」
比べられるのが、嫌で、避けて反発はした事がある
でも
「家族だからね、しょうがないって諦めちゃうんだよね・・・どうしたって避けられないしさ・・・」
「だよな・・・ダディ大好きなのは、本当なのに・・・そう思う自分が嫌でしょうがなかったな・・・ヒカリ・・・泣いてるかな?」
「・・・泣いてるかもしれないけど、でもさ? そういうの受け止めてくれる奴居るの、僕は知ってるよ」
「だな・・・」
「ん? え? シゲル? タケシ?」
「ん?」
「ン!」
「「!?」」
またもや、シゲルとタケシだけ意気投合し、困惑するジュンとシンジは、タケシの膝に乗り座るグレッグルが、2人の言って居る意味が分かるらしく、力強く頷くのに、ジュンとシンジは、驚いた後

2人は、怪訝な顔をしつつ首をかしげるばかりだった

更新日:2017-11-20 10:35:11

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サトシとヒカリの出来事 シンオウ特別編リメイク