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「ヒカリ! ヒカリったら!!」

ぱしっとノゾミが、目の前の腕を捕まえる
はあはあと息絶え絶えに、ヒカリを伺う
ポッチャマも、息切れしつつ、ヒカリを見上げていた

「・・・何でもないの! そう、何でもない、今はそう、コンテストに集中しなきゃ!」
「? ヒカリ? ね、あんた何処かおかしくない?」
「おかしくなんかないって! 大丈夫だもん! 大丈夫、ノゾミ心配しないで?」
「でも・・・」
「大丈夫、大丈夫だもん、ね?」
「・・・」
大丈夫? そんな泣きそうな顔して言われても、素直に頷けない

けれども、ノゾミも、今は自分の気持ちにいっぱいいっぱいだった
何気にさっきの光景に、ヒカリ同様にショックを受けていた

さっきのサトシとカスミのやり取りの光景が、二人の脳裏にちらついては、苛立たせる
でも・・・

それが、どうしてなのかは・・・その真実に気づくのはもう少し後の事で

途方にくれたように佇む、ヒカリとノゾミ、それに、困り顔のポッチャマは、ポケモンセンターのフィールドで、必死に気分を切り替えて、コンテストに挑むのだった

続く

更新日:2017-11-02 16:29:42

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サトシとヒカリの出来事 シンオウ特別編リメイク