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波乱の予感

とある町にてコンテストが行われていた

今日も、ヒカリとポッチャマは、絶好調だ

「だって、コンテストの日だもん! 元気に楽しくコンテストに挑まなきゃよ!!」
「ポッチャ!」

「張り切ってるな〜、ヒカリ」
「ピカ〜」
「ああ、良かったよな〜、元気になって」
「そうだな」
「ピカ」

此の所ヒカリは、元気な笑顔は無く、鬱ぎ込むことが多くて
サトシも、タケシも、心配していたのだが、その必要はない様で、ホッと一安心だ

やはり、ヒカリは、元気にポッチャマとはしゃいでいる方が合っている

「あら、ヒカリさん?」

「!? ウララ!?」

声が掛かり振り向けば、ヒカリにとって最も苦手なライバル、ウララが立っていた

「ふぅ〜、相変わらず美しくない人ね〜、あなたって」
「な!? 何ですって!?」
「!?本当のことを言って何がいけなくて? ふん」
「ううぅ、ぐぐぅ〜」
「ヒカリ、落ち着けよ」
「むっ、だってだって!! サトシ、ウララが!!」
「こんなとこで、喧嘩したら悪目立ちするだけだろう? それに、掲示板の前で、くっちゃべってたら、他の奴に迷惑になると思うけど?」
「ピカピカ」
「「!?」」
はっと、ヒカリも、ウララも、周りを見渡すとジロジロと面白いものを見る様な野次馬が出来ていることに、赤い顔をし黙り込む

「とにかく、ここから離れた方がいいな、ポケモンセンターに行こう、登録もしないとだろう?」
「そ」
「そ、そうですわね」
タケシが、助け舟を出してくれるのに、ヒカリとウララは、ごりょごりょと口籠りつつも乗ることにした

更新日:2017-11-02 16:21:23

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サトシとヒカリの出来事 シンオウ特別編リメイク