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ウララの場合

麗らかな空の下

今日は、ヒカリのコンテストの日だ

「うんうん、いい天気よね〜、絶好のコンテスト日和よね!」
「ポッチャ!」
「ミミロ!」
「チュパリー!」
「ンムー!」
「エボ!」

「ヒカリ、張り切ってるよな〜」
「ピカ〜」
「まあ、それでこそ、ヒカリだな」
「プック!」
サトシとタケシは、張り切るヒカリを見て、ピカチュウやピンプクと共に笑みを向けてくる

「! サ、サトシ、ちゃんと見といてよ?」
「ああ、応援してるよ」
「えへへ、サトシに応援してもらったらリボンゲット出来そう〜」
「大袈裟だろう、それは、と、ほら、ノゾミも来てるぜ?」
「! あ、本当だ、ノゾミ〜、おはよう〜」

「! ああ、ヒカリ、おはよう〜元気いいね〜、相変わらず」
「うん、だってこんないいお天気なんだもん、コンテストも、絶対楽しいはずよ、ね? ポッチャマ? 雨とか曇りよりも、お日様出てた方が晴れやかだもんね?」
「ポッチャ!」

「凄い自信がお有りの様ね? ヒカリさん?」

「!? ウララ、あなたも出るの?」
「ええ、ここに居るんですもの当たり前な事を聞かないで貰えます事?」
「わぁ〜、相変わらずつっけんどんね・・・聞いただけでしょう?」
「あらあら、聞かないと分からないくらいお馬鹿さんなの? あなたって、見た目通りに」
「!? 何ですって!? 馬鹿って言うのダメなんだからね!? それに自信とかじゃなくて、晴れてた方が演技も映えていいって思っただけだもん! そんな言い方ないでしょう!?」
「そうだよ、ウララ、失礼な態度はどうかと思うよ? コーディネーターたるもの相手を尊重する事は基本だよ?」
「尊重? ヒカリさんにそんなものがお有りなの?」
「むっ、あるもん!! 私だって・・・! ウララ、危ない!!」
「え? きゃあ!?」

ウララの後ろから、衣装を抱えたスタッフがぶつかってくる

ウララが驚いて、ぶつかられたのもあり、後ろに転けそうになるのに

「おっと」
「!?」

ぽすっと支えられて、ウララは、目を見開いていた
ヒカリとノゾミも、ぽかんと思わずしてしまっていた
一瞬、周りは静寂に包まれる、ポケモンセンター内の音は、全部消え失せたかのようだ
ポケモンセンター内全ての利用者は勿論、ジョーイさんやラッキー、パピナスも、同様に動きを止めていた

「大丈夫か? ウララ?」
「!? な!?」
「ピカピカチュウ?」
「!?」

サトシが、片腕のみでウララを支えて、落ちてきそうになっていた衣装をもう一本の腕で支えていた

ウララを覗き込む様にサトシとピカチュウが超至近距離にて伺ってくるのに、カキーンと硬直してしまう

更新日:2018-01-13 13:07:28

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