「ウインディ、気持ちいいのか？」
「ウ〜・・・クルル・・・」

わしわしと寝転ぶウインディの胸元のモコモコの毛をブラッシングするサトシ
ウインディは、うっとりと寝そべり身を任せている

サトシの膝に頭を乗せて、猛烈に甘え切る

「フゥ〜・・・」
「よ〜し、よ〜し、フーディンも良い子だな〜」

今度は、フーディン

フーディンをブラッシングしていく
途中、フーディン専用に作ってあるポロックもあげつつ
丁寧に梳いていく

サトシの肩にウインディが寄りかかり、ピスピスと鼻息を立てつつ眠ってしまう
フーディンもまた、クウクウと寝息を立て始めて

「グォーウゥ〜・・・」
「リザードン気持ちいいか？」
「ウゥ〜・・・」
リザードンの体をタオルで拭く
炎タイプも、体が汚れる
その際は、絞ったタオルを使用

その間、顔を擦り付けてくるのを、優しい笑みで受け止め
優しく撫でてやる

ケンタロス達、ポニータ、カビゴン、ゼブライカにも、ブラシ片手に綺麗にしていく

「「「「「「「「「ブゥモ〜・・・」」」」」」」」
「「プルル・・・」」
「カンビ〜・・・」

その際も、サトシは囲まれて鼻先を擦り付けて来たりするが、特に気にせず
擦り付けてくる鼻先やら頭やら鬣やらを撫でてやる

全員気持ち良さげに、鼻息と寝息を立て始める

「よしよし、全員オッケーだな」
眠るリザードン達をそのままに

次へと向かう

「ドンファンの砂浴びと、イーブイ達、砂掛け頼んだぜ〜、ドンファン目瞑ってろよ〜」
「ドンファ〜」
「「「「「「ブイブイブイブイ！」」」」」」
日課の砂浴び
イーブイ達と一緒に掛けてやる、その砂で体を擦る
これで垢を落とす
「うん、いい感じだな、次は牙を擦ろうな〜」
「ドンファ〜」
ドンファンの自慢とも言える牙を乾いた布で擦る
くすみを綺麗に取っていく
「ドンファン、ほら、ポロックな〜」
「ドンファー！」
ドンファン専用のポロックを掌から直接あげる
「くっ、擽ったいぞドンファン」
「ドンファ〜」
白いポロックをむしゃむしゃと食べて、サトシの掌をペロペロと舐めるドンファンに、苦笑しつつ、嬉しそうにするドンファンの長い鼻の頭を撫でてやる

「次は、キングラーとベトベトンな〜」
「コキコキ〜」
「ベト〜」
「どわっと！？」
キングラーとベトベトンが、一変にのしかかってくるのに
「分かった分かった、良い子だな〜」
よしよしとキングラーの甲羅とベトベトンのベトベトの体を嫌がることなく、撫でてやる
キングラーの甲羅をタオルで擦りスベスベにして、赤いポロックを与えつつ
背中に抱きついてくる、ベトベトンにも、紫のポロックを与えつつ
水浴びをさせる

ヘドロの体のベトベトンは、水浴びが好きだ、何故かヘドロが溶け出す事は無く、キングラーとか水タイプ達と一緒になって、ホースから出てくる冷たい水にご満悦に気持ち良さげに浴びる

ケンタロス達とゼブライカも、この時一緒に加わっていた
先程寝ていたのに、サトシが居なくなっているのに慌てて起きて探して居たらしい

「寝てたら良いのに、木陰で気持ち良さげだから起こさなかったんだよ〜」

鼻先をぐいぐい背中に押し付けてくるケンタロス達とゼブライカに苦笑しつつ撫でてやる