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続々編

ロケット団という瘤付きのまま、サトシはイーブイが進む道をズンズンと進む

シゲル達とロケット団は、一心不乱に進むサトシを前にして、小競り合いもせず

なんとも、気不味い空気の中、サトシのイーブイ進化のため洞窟探索を付き合っている

「なんであたし達、こんなことしてんのよ?(ヒソ)」
「しょうがないだろう? ジャリボーイのピカチュウと序でに、進化したてのグレイシアをゲットしようって、思って先回りしたは良いけど・・・」
「洞窟のポケモンを刺激しちゃって、あんな事ににゃっちゃったしにゃ〜」
「ソーナンス・・・」
「そのせいで、ジャリボーイの堪忍袋切れちゃった訳だし・・・」
「君達何してくれちゃってるかな!?」
「「「へ!?」」」
「ソーナンス!?」
「それって、確実にやばい奴じゃないか!! 何したか知らないけど、あのまま、ポケモン達も許してはくれないよ!? 絶対、君達といた僕達も疑われてるじゃないか!! 君達の仲間だって思われて、攻撃されたら君達のせいだからね!?」
シゲルがロケット団へ怒鳴る
「!? って!」
「俺達の会話・・・」
「「「「「「「「丸聞こえだっての!! 何してくれてんだー! 馬鹿野郎がー!!」」」」」」」」
これについては、サトシじゃなくったって怒る

さっきの道は使えないの意味はこれかーー!

「やっぱり、あんた達といると碌な事にならないかも・・・」
「本当だよ、大人の癖にしっかりしてよね!!」
サトシとハルカに、加えて、小さなマサトにまで、言われてしまう始末
「全く使えない連中だ」
「今度こんな事したら、罰金とるからな!?」
「今とったって良いよ、僕は許せる」
「ピカ!」
「グァウ!」
「ヒロシに同意、センスもなければ、迷惑千万って碌でもないよ」
「美しくない連中だ」
「カイリキー出さないだけマシと思え馬鹿野郎!」
「ギャラドスも付けるわよ」
「ハガネールも良いぞ」
「じゃ、私は、マンムー出すもんね!」
「ポチャ!」

シンジ、ジュン、ヒロシ、ノゾミ、シュウ、ケンゴ、カスミ、タケシ、ヒカリらも、怖い顔で睨みつけてくる
「「「・・・」」」
「・・・」
ダメな大人の代表の様な2人と2匹のポケモンの口の端は引き攣る

最近の子供怖い・・・

今は逆らわない方がきっと利口なのだろう
サトシだけでなく、シゲル、カスミ、タケシ、ハルカ、ヒカリ、シンジ、ジュン、ヒロシ、ノゾミ、シュウ、ケンゴのポケモンのレベルは自分達のポケモン以上だ
レベルだけに留まらず、数の暴力も、もれなく付いてくるだろう

何時ものように、ぶっ飛ばされてお星様になるどころの話では、もはや済まないだろう

ロケット団達の背筋にまたもや、冷や汗が大量に流れていた

更新日:2017-10-01 16:29:08

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