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ここは、シンオウ地方の森の中
サトシとタケシ、ヒカリが今旅をしている地方・・・なのだが?

少し様子がおかしい

「カスミ!? ハルカとマサトも、なんでいるんだ? タケシ、カスミ達来るの知ってたのか?」
「ピカ?」
「え? いやいや、知らない知らないって、なんで睨むんだよ!?」
「だって、ここ森に入る途中だぞ!? 俺達がここへ来るの偶然の筈だろ!? なんで、目の前に忽然とカスミ達がいるんだよ!? おかしいだろう!?」
「って、俺に言われても・・・」

そう、ここはシンオウ地方の森へ入る道の途中だ、そうその筈、なのに何故かシンオウにいない筈のカスミとハルカ、それに、ポケモンを所有していないマサトまで目の前にいるのだ

ちょっとした探検にと思って雪山に近い森に来てるのに、この事を知らない筈の他の地方に居るはずのカスミとハルカ、マサトがいるのはおかしい、偶然森に入ろうとしてるサトシ達の目の前にいるとなれば、誰かがなんらか仕掛けないと出来ない事だ

これが驚かなくてどうするのか

「? あら? ハルカ、あんた事前にあたし達が来るの連絡入れなかったの?」
「ほえ? あれ? したはずなんだけど??」
きょとんとカスミが、ハルカを見ると、おろ?と首を傾げるハルカが惚けたように言う
「してないよ・・・」
「へ?」
ハルカが、きょとんとマサトを振り向くと、とっても呆れ変えているマサトがいた
「お姉ちゃん、連絡入れるの忘れたんだよ」
「!? ええ!? なんで、忘れたの!? 連絡入れるのハルカがするって言ってたじゃない!? 大丈夫って・・・」
「え!? あ、あれ? あれれ?? あは、あははは? おかしいな??」
カスミが、ギョッとし、ハルカの肩を揺すりおったまげたように迫る
が、ハルカの頭の中は真っ白だ、そんな事すぽ抜けしてるらしい
「だから、僕は早くしなよってあれだけ言ったのに〜、下手したらすれ違いしてたよ!? サトシ達にここで会ったの奇跡だよ!?」
「うう、そ、それはね?」
マサトにも、責められてハルカは、タジタジだ
「ハルカ、お前コンテストでも有ったのか? それで忘れたとか・・・もしくは、早食い競争とかあってそれに出てて忘れたとか?」
「ピカチュウ?」
「うぐっ、えへ、えへへ?」
「その通りだよ、お姉ちゃんったら、コンテストならまだ許せるけど、ラーメン早食い競争に出て忘れたんだよ! もう、お姉ちゃんは〜、どうしてこうドジなんだろう、我が姉ながら呆れて物が言えないよ」
「そ、そこまで言う!? だってだって、しょうがないじゃない! その大会に出た暁には、木の実一年分だったのよ!? それにお店オリジナル肉まんも付いて来たら、出ないの無理じゃない!?」
「だからって・・・」
「一番肝心な連絡を忘れたらダメだろう!」
カスミも、サトシも呆れ顔を向けて来るのに、ハルカは、恐縮する
「ひぇ〜、ごめんなさい・・・」
「ははは・・・ハルカだな、変わらない様で何よりだ」
「タケシ、適当なこと言わないでよ! お姉ちゃんの所為で、こんな広いシンオウの森探さないといけなかったかもしれないんだよ!?」
「まあ、でも会えたんだしいいだろう? そう責めたらな?」
「タケシ〜」
「タケシ、お姉ちゃんを甘やかさないでよ〜、全くお姉ちゃんは進歩しないだから〜」
弟の方がしっかりしている
「まあ、いいわ会えたことに変わらないし、ケンジにサトシ達がいる場所ある程度聞いてたから、サトシならどこの森に入りたいかなって推理して、この森だって思ってここで待ってたわけよ」
「なるほどって思うけど、もしすれ違ってたらどうしてたんだ? だって、カスミも、マサトも、ハルカも、方向音痴だろう? 森に入ったりしたら迷うだろう」
「「「誰が、方向音痴!?」」」
「タケシも含めて、全員に言えるだろう?」
「ピカピカ」
「「「「「ぐっ!?」」」」」
「森に入って迷子になる度に、俺がポケモンに道聞いてポケモンセンターに辿り着いてるけど?」
「あ、あははは・・・そ、そんな事もあったかしらね・・・」
「「「「あははは・・・」」」」」

その場の全員、笑って誤魔化す

更新日:2017-09-22 10:13:41

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