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《僕達の始まりでした》

サトシとシゲルは、マサラの森の中にいる

「おーい、ヤドラーン! いるだろう? でてこいよ、おまえにしょうかいしたいやつがいるんだ!」

どばー

「!!」
本当にいた!!

「ヤドヤ?」
「よう? ヤドランこんにちは、ねてたか?」
「ふるふる、ヤドラヤドンヤドヤド」
「そうか〜、おれらくるのしってたか〜」
「えぇ!?どうして!?」
「ヤドランな? すこしだけちかいみらいをみることができるんだってさ」
「え!? すごいじゃないか!」
「ああ、このもりで、ハクリューのつぎにながいきなんだ」
「え!? ああ、そういえば、そんなこといってたっけね?」
「そう、ヤドランはな? むずかしいことばつかうんだよな〜、おれじゃわかんないこともいうから、まいるんだよな〜、ポッポは、おれといっしょのとしだから、おれとにたようなことばづかいなんだけどな?」
「え!? ちがうの!?」
「ああ、ちがうんだよ、さっきのコラッタだと、こんにちゅはとかそんなかんじにきこえるんだよな?」
「ほえ〜・・・っていうか、ぼく、いまきづくけど、サトシって、ポケモンとはなせるの?」
「ん? ああ、これな? これはだいたいなんだけどな?」
「は?」
「これできるのいつごろかって、オーキドのじいさんにもきかれたけど、わかんないんだよな? きづいたら、はなしてたからさ?」
「えぇ!? げんいんしりたいとおもわないの?」
「いいや? ぜんぜん、べつにこまらないし、ポッポとはなせるのうれしいからな?」
「ポッポ〜」
「は〜」

サトシって、不思議な奴だ
なんで、疑問に思わないんだろう?

「ヤド?」
「あ、そうだった、わるいな? ヤドラン、こいつ、きのうも、ここへきたんだけど、シゲルっていうんだ、よろしくしてくれるか?」
「ヤドー」
「ほら、シゲル、あいさつ」
「あ、よろしくね? ヤドラン」
「ヤドヤド〜」

「ヤドランごめんな? これから、カモネギのとこへいくから、またな?」
「ヤドヤド〜」
「さ、シゲル、いくか?」
「うん!」

更新日:2017-09-03 19:27:39

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