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(映画じゃないよ、私ならこうあればなと妄想した奴)

ああ

これは、夢だ


遠い昔に


出会った・・・? 誰に?



また、会おうぜ?
どの時代だろうとも、絶対会える


だから、それまで










「オーキド博士!!」
「ふあ!?」


ポッポ、ポッ


窓の外に、囀るポッポの鳴き声と


「?? あ? ケン・・・ジ??」
「もう〜、ま〜た、こんなとこで、うたた寝して〜、風邪ひくし、ぎっくり腰になっても、知りませんよ?」
「は?」

オーキド博士が、起き上がろうとしの


「!? んぎあああ!? か、からだいたい!?」
「そりゃ、そうでしょうよ、ここは、ベッドの上でも、仮眠用の布団の上でもなく、机と椅子の上ですよ? そうならない方が、おかしいでしょう・・・」
呻くオーキド博士を見て

呆れ顔のケンジの視線が痛すぎる


「うう、こりゃいかんな・・・わしも歳じゃというのに、このザマとは、は〜、昔なら、こういう事あったしても、元気に走り回っとったのにの〜」
「・・・それも、祟ってるんじゃないですか? もう、オーキド博士も、いい歳なんですから、自分の体くらい大切にしてくださいよね? サトシだけでも、手一杯だってのに」
「! ・・・あ、ああ、そ、そうだな・・・」
オーキド博士が、その名に、ぴくっと耳が震える気がした


何故だろう、シゲルの名も、大事だ
しかし、サトシは、シゲルや、ケンジとはまた違う、特別な存在に思えて





「・・・」



あの夢の中の・・・ああ、言ったのは、・・・誰だったか





と?

「ベトベト〜」

「! ベトベトン!? ちょ、まて、今は・・・」



あああああああああ!!!!!



ぐぎっ




「!! は、博士ええええええええ!!!」








オーキド博士の意識がシャットアウトした瞬間だった








続く

更新日:2022-10-27 09:39:14

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