官能小説

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香織の決壊

「も、もう、ここしか…」

結局香織が向かったのは家へと帰る途中で乗る電車のある駅だった。
ここだったら、トイレがある。電車に乗る前に大便を出せる。
デパートを出てからすでに10分、香織は限界に近付きつつあった。

ぶすっ、ぶぴぃぃぃぃ~~~…

(やだっ、やだぁ、もう…)

香織のおならの回数は徐々に増えていき音も大きくなっていった。においも生ごみに匹敵するレベルの強さだ。

(早く、早くトイレに…もううんち、もれちゃう…)
香織はタイツに包まれた足を震わせながら一歩一歩トイレを捜し歩き始める。

ぶほおっ!!

(ひっ!!)

爆音のようなおならが出る。あまりの音に周りの人々が一斉に香織の方を見る。

「や、やだっ、これは、その…み、見ないでーーー!!」

香織は顔を真っ赤にし早歩きでその場を立ち去った。

(ううう、おならの音聞かれちゃったよぉぉ…ぐすん…)

恥ずかしさで香織の目から涙がにじみ出る。

(トイレ、トイレ…どこにあるのよぉぉ…)
香織は涙をぬぐいながらトイレを捜し歩きだし始めた。

(ううう、なんで切符買わないとトイレに入れないのぉ…)

駅のトイレは改札口よりも奥にあった。
必死で便意をこらえながらカバンから財布を出し切符を買い、改札口を越えてトイレを目指す。
そしてついに、目当ての場所を発見した。

「あ…あった…!!これでようやく…ふぐうっ!!?」

ごぎゅるるるるるるるるるっ!!

「や、やだっ、まだ、まだ駄目なのっ!!」

ようやく見つけた駅の女子トイレ。しかしそれで気が緩んでしまったのか香織のおなかが急激に下り始めた。

ぶっ、ぶすっ、ぶ~~~~~っ!!!

「ひいぃっ!!や、やだぁ…まだ、まだ出ちゃ駄目ぇ…まだ、まだなのぉ…!!」

香織のお尻からけたたましい音量のおならが鳴り響く。

「あ、ああっ、うんちが、うんちがぁ…ま、まだ駄目ぇ、もうちょっと、だからぁ…!!」

同時に猛烈な便意が香織を襲う。
必死でお尻の穴を引き締め便意に耐える。

「あ、ああっ…いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
香織が叫ぶと同時に、ついに香織に限界が訪れた。

更新日:2018-07-25 20:37:28

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