官能小説

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ぐぎゅるるるるるるる…

(おなか、どんどん痛くなってる…うんちも、もうすぐそこに…)

おなかを抑え、前傾姿勢のまま重い足取りで香織は歩いていた。
だが10分ほど歩いてもトイレらしき建物は一向に見えてこなかった。

(うんちしたいのに、トイレがないよぉ…どこにあるのよぉ…)

香織の黒髪を汗が流れる。寒い日のはずが強烈な便意と腹痛に耐える香織にとってはまるで真夏のような暑さに感じられた。

(はぁっ、はぁっ…ううう…)

香織は思わず閉じていたダッフルコートの前部分を開く。
コートの前部分が開かれたことで香織の着ている深緑色のブレザーが露わになる。

(マフラーも、もう、暑いよぉっ…)

本当はマフラーも取りたかったしコートも脱ぎたかったがあまりに強い便意に邪魔されそれができなかった。
少しでも抑えるのをやめると漏らしてしまいそうだった。それくらい香織の便意は強かった。

ぶすっ、ぶすぅ…

(いやっ、またおならが…)

香織のお尻からまたおならが出る。
寒がりな香織は薄ピンクのパンツの上から黒タイツを履き、その上にクリーム色の毛糸パンツを履き、さらに黒のスパッツを履いていた。
香織にとって冬はこれくらい履いていかないと寒さを抑えられなかった。

香織がおならをするたびにおならの強烈なにおいがパンツに、タイツに、毛糸パンツに、スパッツにしみこんでいく。
重ねばきで蒸れたのもあり、すでに香織のパンツとタイツには強烈なにおいが染みついていた。

(トイレ、どこなのっ…もう、出ちゃうよ…)
強烈な腹痛に耐えながら香織は必至でトイレを探す。

5分ほど歩いた後、ようやくお目当ての場所が見えてきた。

(あった、デパート…!!ここだったらおトイレがある…!)

香織はいつの間にか人通りの多い場所に出ていた。そしてそこにはデパートの入り口もあった。

(早く…早くおトイレ…)

香織はデパートに入りトイレの場所を探す。

「あった、おトイレ…え!?」

ようやくトイレを見つけた香織だがそこで信じられない光景を目にする。
女子トイレの入り口には10人以上の行列ができていたのだ。

「な、なんで…?なんでこんなにいるの…!?こんなの、こんなのないよ…」

ようやく大便を出せる。そう思った香織は過酷な現実を目の当たりにした。
ちょうどこのデパートでは女性向のイベントをやっており多くの人が集まっていた。
多くの人が集まれば当然トイレに向かう人も増える。その人々が行列を作っていたのだ。

ぐぎゅるるるるるるる……

「…!!うっ、うあっ、あうう……」

ようやくこの苦しみから解放される。油断した香織の隙を突き強い便意が香織を襲った。
同時に多くの人が音のする香織を見た。

(やだっ、痛い痛い痛い!!!…出ないで、まだ出ないでぇっ!!)

しばらく我慢していると腹痛はやんだ。だがいまだに鈍い痛みは継続していた。

(どうしよう、多目的トイレも埋まってるし…ここのトイレじゃ無理…!我慢できそうにない!)

すると大勢の人が自分を見ていることに気付いた。
先ほどのおなかの音を聞かれていたのだ。

「あ、あのっ…ご、ごめんなさーーい!!」

香織は便意に耐えながら顔を真っ赤にしてデパートを後にした。
その眼にはうっすらと涙がにじんでいた。

更新日:2018-07-25 20:36:10

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