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おやすみの前に

おやすみの前に何をする?


歯を磨く。

トイレに行く。

目覚ましをセットする。


・・・お気に入りの本を読む?

癒し系の音楽を聴く?


どんなに眠たくても、ベッドに入るとせずにはいられないこと。


散々メールでやりとりした後でも。

仲間と騒いで寂しさなんて感じない日でも。



やっぱり開いてしまう画面。



日本独特の澄み切った青空。

新緑の木陰でうたた寝する横顔。


・・・僕の膝の上でだけ見せる安心しきった表情。



疲れ切ってよれよれだから。

とか言いながらも、寝乱れた髪が色気さえ感じさせる。

シーツに包まってなかなか目覚めない朝。


大ちゃんが目覚めるまでの間、じっと待っているだけの時間がとても好きだった。

いつも「退屈させてごめんな。」と謝ってくれるけど、僕にとっては幸せな時間だった。


彼のことだけを考えて、彼の側で過ごす時間。



「ねむ・・・。」



まぶたは限界を訴えているのに、画面をスクロールする手は止まらない。



「夢で逢えたらいいんだけど。」



うん。今日はこの大ちゃんにしよう。


前髪をしばって、にかっと太陽のように笑っている。


きっと、今頃こんな顔をしてるだろう。


今年は猛暑だって言ってたからね。


夏に負けないぐらい、とびっきりの笑顔を僕に届けてくれるかな。



「おやすみ。大ちゃん。」




そして、ぼくは、夢をみる。





更新日:2017-08-20 14:37:45

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それでも、大まおが一番!その3(2017)