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七夕の雨

願いごと。


それは、貴方に会いたい。

ただそれだけ。


満天の星々にひときわ明るく輝くアナタ。

365日という年月を経ても決して色あせることのない想い。


ただ会いたい、と腕を伸ばせば。

指の隙間からキラキラと輝きがこぼれるばかり。


きらめく残像は幾重にも降り積もり、僕の愛を募らせる。


7月7日。


やっとこの日が来たね。


きらめくばかりだった星々が、僕の前に橋を架ける。

貴方の元へと導いてくれる橋を。


やっと、やっと、会えた。


僕を抱きしめる貴方の腕の力強さに。

きらめくばかりの幻ではないのだと実感する。


ぽろり。はらり。

きらり。きらきら。


嬉しさのあまりこぼれた涙が結晶となって落ちてゆく。


あら?雨??


地上では、恋人たちが空を見上げる。


七夕に雨が多いのは。


僕が泣き虫だからなんだ。



ほら、だって。


「泣くなよ。」って頭を撫でたりするから。

余計に涙が止まらなくなるじゃないか。




※今夜は予報外の雨に注意しましょう。

まお姫の涙は止まりそうにありません。


更新日:2017-07-11 21:15:37

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それでも、大まおが一番!その3(2017)