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間章 小野村先生の解説講座「魔法使いと錬金術師 その1」



「今回も、本編の内容を解説していくぞ!教師役は仮リーダーの小野村隼人だ!」


「生徒役は、『旗持ち』の如月鏡花です!」


「今日は本編ではかなり重要な要素、魔法使いと錬金術師についてだ。まず魔法使いについて説明するぞ。魔法使いは、体内の生命エネルギー、通称マナと呼ばれるものを魔力に変化させ、自在に操る人達の事を指す。魔法使いに共通しているのは、体内に『サーキット』と呼ばれる特殊な機関を持っている事だな」


「はい!先生、『サーキット』ってなんですか?」


「いい質問だ。『サーキット』は体内のマナを魔力に変換する重要な役割を持つ、第三の神経のようなものを言うんだ。これは本来目に見えないものなんだが、魔法医学が発達してその存在がはっきり確認された。『サーキット』と名付けられたのはかなり最近で、それまではただの才能のような扱いだったそうだ。因みに名前の由来は古代文明にある、ある変換装置だそうだ」


「魔法使いにとっては、重要なものなんですね〜」


「その通り!そして、この『サーキット』を持たない者を錬金術師と呼ぶんだ。まあ正確には、『サーキット』を持たずして魔法を行使する者、だな。錬金術師は魔法の原理を科学的に解釈して、空気中のマナを用いる事で魔法を行使している。この場合、魔法ではなく魔術と呼ぶという意見もあるが、これはかなり少数派だな。魔法使いも錬金術師も、どちらも古代文明の資料から名がつけられたらしい」


「先生!錬金術師の人がどうやって魔法を使うのか、気になります!」


「おっ、そうか!じゃあ少し詳しく話すな。まず魔法使いは、生成した魔力で魔法陣を起動させ、その魔法陣が魔力を現象へと変換する事で魔法を行使しているんだ。一見単純に見えるものもあるこの魔法陣、実はかなり複雑でな。魔法使いは一瞬で起動させることが出来るんだが、錬金術師は様々な触媒と呼ばれる物を用意してなんとか発動まで至らせるんだ」


「へ、へえ………?」


「もう少し詳しく話すと、生命エネルギーのマナと空気中のエネルギーのマナとでは性質が違うんだ。だから、発動を手助けする為に触媒が必要なんだが、その触媒も起動させたい魔法陣によって変わるんだよな。だから錬金術師の中でも、本当に魔法使いに匹敵するほどの魔法を行使できるやつはかなり限られてるんだ。世間一般で錬金術師は魔法使いに劣るって言われてるのはこれが原因だな」


「うむむ、むむむ………きゅーーーーー」


「お、おい!?如月!?ダメだ、脳がショートしてしまってる…!仕方ない!今日はここまで!」


「あっ!ちょっと待ちなさい小野村!この黒田さんが魔法の実演を…!!」


「それでは続いて本編をお楽しみください〜!!!」


「待てこら!!小野村ーーー!!」



更新日:2017-07-17 14:34:11

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