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間章 小野村先生の解説講座「学生戦争 その1」



「いよいよ練習試合に突入となるが、ここで学生戦争についての詳しい説明を行おうと思う。教師は俺、Aチームの仮リーダー小野村隼人だ。生徒は…」

「はい!私、Aチームの『旗持ち』、如月鏡花です!先生、よろしくお願いします!」

「おう、よろしくな。さて早速だが、如月さんは学生戦争ってなんだかわかるか?」

「えっと、学校ごとに分かれた勢力が、各々にいる『旗持ち』が持つ、三つの神器のカケラを奪い合う大儀式です!」

「その通り!この学生戦争は『儀式』だ。だから、可能な限り魔力を使う事が推奨されている。その魔力は特別な方法で回収され、究極の魔法の研究機関へと送られるんだ」

「はい!先生!特別な方法ってなんでしょう!」

「いい質問だな。学生戦争は国が開発した特殊な空間魔法の中で行われるんだ。この空間魔法はとても高度で、領域魔法を多重に重ねがけして作られている。戦争が終わるまで、内からも外からも破られない仕組みになっているんだ。この空間魔法の領域現象はいくつもあるんだが、その中の一つに『魔力の吸収』というものがある。国はその魔法で消費された魔力を回収してるってわけだ」

「成る程〜。あれ、では先生、長い期間戦争が終わらなかったらどうなるんですか?もしかして、その間ずっとお腹空きっぱなし…」

「それも大丈夫。空間魔法の中にいる限り、お腹は空かないし睡眠も必要ない。まあ、マナが尽きたら回復しなきゃいけないけどな」

「凄いですね!空間魔法!戦争が終わるまで食費がいらないんですね!」

「おう!ただ注意なのは、空間魔法内は時間の流れが異なってるって事だな。つまり、空間内では一ヶ月経っても、現実では半日程度しか過ぎてないんだ」

「ガーン!それじゃあ食費は1日分しか節約出来ないんですね…」

「やけに食費に拘るな…。ま、まあそれと、練習試合と本番の戦争とでは勝利条件が異なっている」

「どう違うんですか?」

「練習試合では、双方どちらかの旗が破壊されたら試合終了。学生戦争では、『旗持ち』のカケラを、どちらかの『旗持ち』が回収したら終了だ」

「回収?どうやるんですか?」

「それは…」

「それは…?」

「次回でのお楽しみだ!今日はここまで!」

「あ、小野村先生!…行っちゃった…。それでは続けて本編をお楽しみください。またね〜」



「ちょっと!この黒田さんの出番は!?」

「それもまた次回!」

「待ちなさい!小野村ーー!!」



更新日:2017-05-03 20:50:38

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