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第二話

 --俺達の時代は来る。来なければ作るまでだ--

 とある軍事活動家の口にした一言。因みに彼は架空の人物ではある。確かアニメだったが、どんなアニメかは忘れた。

 --(省略)20世紀の幻想の中で生かされ続けてきた。その時代も俺達が終わらせる--

 男はこの世界の歪みを憂いで居た。何れそんな幻想の時代は終わりを告げ、現実が目の前に現れると信じて。

 --しかし、俺達が正しいと信じてきた時代は終わったんだ--

 どのような夢想家も必ず終わりが来る。軍事活動家の目指した理想の世界は謎の侵略者の圧倒的な力の前に為す術もなく破壊プログラム始動に従い、未来ある若者達の為に自ら侵略者の的と成って駆け抜けてゆく……

 これは相反する理想を信じて生きて来た若者と大人の物語。大人は現実を直視する一方で若者は夢に溺れる。最後は大人達が作った道を辿って若者達は進んでゆく。

 ※ 尚、これは実在する作品に出て来る話を基にしてますが少々製作陣の解釈と異なりますので鵜呑みにしないように。

更新日:2017-05-10 18:46:55

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