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ユリウスの名を叫びながら、屋敷中を走り回った。
祖母が倒れていた2階から屋根裏、使用人たちが寝泊まりする棟、台所、地下の倉庫、どこを探しても彼女はいなかった。

どこに・・・屋敷を出た・・・?いや、あれだけ目立つ風貌だ、出ればすぐに見つかってしまう。

ホールの真ん中でアレクセイは立ち尽くした。

・・・・どこだ?どこにいる?!ユリウス!!

ふと、耳にかすかに聞こえてくる。

馬の嘶き。

「マルコー・・・」

考える間もなく勝手に身体が動いた。

きっとあそこにいる!

更新日:2018-07-06 18:08:29

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