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【番外編2】 この世界に取り残された二人

どこにでもいる普通のカップルのように手を繋いだり、腕を組んだりと……
コナンと哀の二人が臆することなく、自分たちの関係を世間に晒しているのには理由がある。

初めはコナンにも恥ずかしいという思いがあった。

彼女との関係を隠そうというわけではないが、
告白した当初は羞恥心からむしろ以前よりもよそよそしいくらいだった。

その上、まだ二人は小学三年生。

特に進展のない日々がしばらくは続いた。

ところが、二人の関係を一気に変える出来事が起こったのだ。


それはコナンのポアロでの告白から十日ほどだったある日の放課後。

哀の夕食の買い物に付き合うついでにコナンは哀と二人で本屋へと立ち寄った。
コナンが迷わず小説コ―ナへ向かえば、哀は雑誌コーナーで立ち読みを始める。

そして、コナンが嬉しそうにミステリー小説の新刊を手にして、裏表紙に目を通していた時だった。

店内を流れていたBGMに重々しくも美しい調べの曲が流れ出す。

突如、コナンの顔色が変わった。

「灰原、あいつ、どこだ!?」と声を出してそう呟くと、
小説を放り出し、慌てて彼女の元へと駆けだした。

更新日:2017-05-22 00:00:44

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小さな恋、見つけた。【コナンでコナン×哀】 小学生時代