• 142 / 226 ページ

砂漠の国の大決戦

夜が明けた…。

矢内「よし、行くぞ。」
勇者「はい、賢者さま。」

兵士の鎧兜を着て砂漠の城に向かう。動きにくい…。なかが蒸れて暑苦しい…。

矢内「よくこんなの着てられるな。」
「兜まできっちり被っているからですよ。慣れたらそうでもないですよ。」
サチ「そんなものかしら?」
山田「中に入るまでの辛抱だ。さっさと行くぞ。」
エリカ「アリマ君は?」
矢内「俺の異次元袋の中だ。いつでも出れるように待機している。」

そうこうしている内に砂漠の城にたどり着けた。そのまま中に入る。門番も俺達の味方だから素通りだ。

「賢者様、ご武運を。」
矢内「ああ、任せておけ。明日はパーティーだ。派手に楽しもうぜ。」
「ハッ!」

兵士が俺に敬礼して門を開けてくれた。

勇者「賢者さま、明日はパーティーなのですね。」
エリカ「楽しみだな!」
矢内「ああ、その為に今日は絶対に勝とう。」
サチ「そうね。」
山田「お喋りはそれまでだ。行くぞ。」
矢内「そうだな。」

更新日:2018-06-11 23:39:43

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook