公園。


逃げてきた私とリョウ。

「いったい何がしたかったんや？」っと私。

「サプライズや」とリョウ。

・・・・・・サプライズ？どこがだ？


・・・ケンジの被害妄想に拍車がかかっただけのようにしか思えんが・・・？

「次から私どないな顔してケンジに会えばいいかわからんよ？」

「普通でいんじゃね？ってか俺も勘違いされてたっぽいし？」とリョウ。このイケメンが！

っていうか「私たち付き合ってるんだったっけ？」嘘っぽいけど。

「うん。そう。嘘っぽい話や」

・・・・・・だから「心よむなや！」

「ごめんごめん。つい(笑)」・・・コイツなめくさってる！はっきり言って！

「はっきり言って私、精神的にいじめられるのが一番困る訳よわかる？！」

「ん？？どうして？(笑)」

「証拠にならないからや！」

「ん？？」とリョウ。

「つまりはさ。蹴られたり殴られたりしないとアザとか出来ないし、いじめられてる
証拠がのこらないし、日々の日記になんて書けばいいかわからんし」

「うんうん」

「ただいじめられたっと書いただけでは親をだますことを出来ないんだよ！」と私。

「自殺したい人の気持ちわかる？」

「まったくわからん」と両手をあげ、さあ？っとリアクションするリョウ。

「はあ」とため息をつく私。「こんなんでほんとにいじめられることできるのかな？」

「要はさ？裸体にされて道端に捨てられたわけ？」とリョウ。

「絶対ヤダ！！今なんつった！？！？」

「私は絶対そんな死にざまは嫌だ！！」「絶対にヤダ！！」とリョウを睨んだ。

「私はただ男子生徒たちにいたぶられてそれをくいて自殺するか、それか殺されるか、
したい訳よ？さっきの、リョウが言ったのは一番最低最悪の結果であってそうはなり
たくないから、自分で逝こうとも考えてる！」

「はあ。ワガママだな」とリョウ。

「あなたほんとムカつくわ」
「君ほんと笑えるわ」

「喧嘩売ってるのか！？」
「違う違う」っとリョウ。「ほんま面白い考えしてるわなって思っただけさ。」

「普通の次元じゃそんな考えに至らんはずや。だって死というものはみんなが恐れている
ものだから。普通の一般人がそんな。考え持ってるなんて思えん。みんな生きたいと思って
生きてるはずやろ。常識上は。まあ死にたくても死ねんやつもいるけど、ああ、それが君や」

「なんでそんなに死にたい？理由によっては俺がやってもいいけど？」とリョウ。

「え？本当！？！？今、私をやるって言ったの本当！？」

「ああ本当。殺めてやろうか？」




え・・・・・・マジ・・・・・・？？？