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《コンテストダブルバトル2》

コンテストも、中盤に差し掛かる

「! ラングレー」
「とうとう、当たったわね、待っていたのよ、この時をコンテストじゃなくて、普通のバトルじゃないのが、少し不満なところだけど、この際関係ないわね」
「ええ、全力で相手になるわよ」
「キバ!」
「「負けないんだから」」

アイリスとラングレーが、とうとう当たった

「トーナメントでは、無様だけど、今回は、そう簡単に、そんな姿晒さないわよ! 行くわよ! バイバニラ、ツンベアー!」
「バイバニ!」
「ツンベー!」

「行くわよ! カイリュー、キバゴ!」
「リュィー」
「キバ!」

「バイバニラ! 霰よ! ツンベアー、氷柱落としよ!」

寒々しい雲が、会場の天井を覆う、キラキラとした結晶が落ちて来て、辺りを寒々しい空気へと変わる

アイリス達が、顔を強張らせる

アイリスは、すーはーと深呼吸してからキッと気合を入れる

こんな事で、怖気付いちゃダメよ、アイリス

アイリスの瞳に力が篭る
自分を応援してくれる人達がいる・・・君の笑顔を思い浮かべれば、なんだって乗り越えられる


「キバゴ、竜の怒り! カイリュー、キバゴを乗せて飛ぶのよ! そこから、火炎放射よ!!」

キバゴの竜の怒りが渦を巻き壁になり、ツンベアーの氷柱落としを受けきり
そこから、カイリューの火炎放射が、バイバニラへと直撃した

その瞬間、カイリューが、背に飛び乗るキバゴを乗せて空中へと飛び上がる

「!」
強くなってるわね・・・でも

「負けないわよ! ツンベアー、冷凍ビームよ! バイバニラ、吹雪よ!!」

「カイリュー避けて! キバゴ、そこから、ダブルチョップよ!! カイリューは、ドラゴンダイブ!!」

「バイバニラ溶けるよ! ツンベアー、かわして、冷凍パンチ!!」

「カイリュー、雷パンチ!!」

冷凍パンチと雷パンチがぶつかり合う
その瞬間、辺り一杯に火花が散る

「キバゴ、竜の怒り、カイリュー、火炎放射!!」

「バイバニラ、ミラーコートよ! ツンベアー、冷凍ビームよ!!」

「! カイリュー! キバゴ!!」

バイバニラのミラーコートで倍返しに加えて、冷凍ビームが打ち込まれるのに、アイリスは、声を張り上げてしまう、それに、さっきから無視して居たが、霰の効果で、大分、キバゴ達の体力はすり減って居た

霰の効果は、キバゴ達には効果的で、バイバニラやツンベアーにとっては、これほど無いくらいに、絶好のフィールドだった

「これで終わりよ!! ツンベアー、吹雪! バイバニラ、氷の礫!!」

「負けないで!! カイリュー!! キバゴ!!!」

「キバ! キーーバーーー!!」
「リュィーーーー!」

「!?」

キバゴとカイリューが、アイリスの声に奮い立たされた

渾身の力を使い、吹雪と氷の礫を避けた

「カイリュー!! 道を作るのよ!! 火炎放射からドラゴンダイブよ!! キバゴ!! 負けるな!! 逆鱗よ!!」
火炎放射を炎の渦のように利用し炎の道を作り出し、霰の効果を少し薄め
その中と一気に飛び、ドラゴンダイブをツンベアーへと決める

その炎の道をキバゴは、カイリューの背中から勢いを付けて跳び、逆鱗をバイバニラへと決めた

「!! ツンベアー! バイバニラ!!」

壁に激突する2匹に慌てる
煙が上がる先、そこには目を回す2匹を見て

更新日:2017-03-28 11:08:37

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