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そうだ! ゲレンデで滑ろう!

*注意! 灰原哀はスキーは初心者の設定になってます。

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「はい、おつまみよ」

「ねえちゃん、おおきに」

灰原哀がクラッカーやチーズ、ハム、キュウリにトマト──
手持ちの材料で作った酒のつまみをテーブルの上に置いた。

新一と哀、それから元太・光彦・歩美の少年探偵団と服部平次を加えた一行は、
午後十時過ぎにようやくスキー旅行のために借りた別荘に到着する。

今回は工藤新一が人気俳優だということもあって……
人目を気にせず気兼ねなく過ごせるようにとスキー場近くの貸別荘を予約していた。

借りた別荘は木の香りが漂う丸太作りのログハウスタイプで、
リビングには大きな暖炉型のストーブまでついていて山小屋の風情を醸し出す。

ホテルとは違って食事はすべて自炊になるせいで途中のスーパーで食材を調達して、
今夜は夕食もレストランで済ませ、更には立ち寄り温泉にも入ってきたりと……
貸別荘に着いたのは夜の十時を回っていた。

ログハウスは二階が3ベッドルームになっており、
一階にはリビングの他にキッチン、洗面所、大きめのお風呂があり、
そして一階と二階にそれぞれトイレがついている。

ベッドルームはどの部屋もシングルベッドが二台のツイン仕様で、
哀と歩美、元太と光彦、新一と服部の三組に分かれて使うことにした。

三人の子供たちは明日のスキーに備えて早めに就寝する中、
リビングでは新一と服部が買い物した際に購入したビールで晩酌を楽しんでいた。

燃えさかる暖炉の炎がリビング全体をポカポカと暖めてくれて、
ここが雪山でログハウスの周り中が深い雪に囲まれていることを忘れさせるほど暖かい。

「哀、もういいから……ここへ来てオメーも休めよ」

新一が自分の隣に座るようにソファをトントンと叩く。

ログハウスに着いてから哀は荷物や買い物した食材を片付けたりと、
誰よりも動き回っていた。

更新日:2017-05-30 00:35:48

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秘密のふたり シリーズ2 【コナンで新一×哀】