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アイこそすべて! Part 2

きっかけは哀が中学二年にあがったばかりのある晩のこと。
その日は珍しく新一が早く帰ってきたというのに……

「哀、わりぃ、俺、先に寝るから……」
「そう、おやすみなさい、工藤君」

ほとんど会話もすることなく、一人でベッドへ入ってしまった。
この頃の新一はひどく疲れていた。

映画の撮影が佳境に入り、伊達が話したように、
切れ者の殺人犯という難しい役どころをどう演じようか、
新一も色々と苦心していたようだった。

監督からも厳しい注文が相次ぎ、
何度も何度も納得いくまで撮り直しを行っていると、
マネージャーの伊達が哀にそう教えてくれた。

それだけ役者を含めスタッフ全員が今回のドラマと映画に情熱をかけていたのだ。

連日役にのめり込む新一に、哀も寂しいという気持ちがなかったわけではないが、
家では少しでも休めるようにと彼を気遣っていた。

その夜も彼を起こさないよう哀が静かにベッドに入ると、
新一が寝ぼけ眼で彼女を抱きしめてくる。
哀もいつものように彼の方に体を寄せた。

すると、新一が突然覆いかぶさってきて彼女の唇を塞ぎ始める。

「んっ!? んんんーー、あーん、工藤くっ、ん……」

いきなり貪るように唇を奪われ、哀は呼吸も上手くできない。

キスの合間に哀が息苦しそうに喘げば、
今度は新一の手が哀のパジャマの中にするりと入ってきた。

更新日:2017-08-22 17:41:55

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秘密のふたり シリーズ2 【コナンで新一×哀】