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小説

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気が付いたら彼を目で追っている自分に気が付く。

亜麻色の髪、鳶色の瞳。背が高く逞しい体躯。大きな手と長い指でヴァイオリンを自由自在に操る。
音楽と向き合う彼は、普段とはまるで違う。真摯で前向きで謙虚だ。音楽を愛し、音楽に愛されている。

ぼくはそんな彼が好きだ。初めて男性を好きになった。
許されないことだけど、この想いに嘘をつくことはできなかった。

ぼくはクラウスを愛している。

更新日:2017-04-20 10:25:03