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異変

「え?」
「フリ、フリフリフリリ」
「プリプリ!」
「ええ!? 本気なのか?」
「「コクコク」」
「・・・プリンは兎も角としても、バタフリー良いのか?」
「・・・フリ、フリフリフリリ」
「え? ピンクちゃんが?」
「コクコク」


「「「「「「「???」」」」」」」


あれから、ポケモンセンターへ帰ってきてから、その翌日
サトシとピンクちゃん、プリン、バタフリーが何やら言い合っている

ピカチュウやフシギダネ、シャワーズ、ベイリーフ、イーブイ、ドレディア、ドダイトス、ジュカイン、ミジュマル、ツタージャ、それにちびっこ達も加えて、彼の膝には、チェリンボが収まっている、肩には、そこが気に入ったらしきムチュールが乗っかっている

サトシ達の会話は、ポケモンには分かっても、人間には、全然わからない

シゲルも、ピカチュウとは、意思疎通出来ても、他は未だに
サトシの通訳以外、分かる手立ては無い


「でも、何時からだ?」
「フリ!」
「ピカ!」
そう言えば・・・
バタフリーも、ピカチュウ達も、何時頃からそう思うようになったか知らない

(森の遺跡で、あなたと夫が再会した時よ)
「!? ええ!?」
「フリ!?」
「ピカ!?」

1週間前から!?
(※小説の中では、そういう設定)

(そうよ、あなたが、私達の子供達を優しい瞳で写した瞬間から、この人ならって思ったのよ)
(! そうだね・・・確かに・・・)

大事な我が子を優しく受け入れてくれた人だった
あの子達が懐いた人

「でも、ピンクちゃんってトレーナーいたよな?」

サトシの記憶にも、ピンクちゃんのトレーナーがいた事は覚えている

(でも、多分出会わないと思うわ)
(? どうして?)
(だって、ここでお別れねって言われたもの)
(!)
(多分、私の事、あの人の中ではもう、私は無い存在じゃないかしら・・・出会ったとしても、覚えていないと思うわ、私とは終わったことよ)
「・・・」
(もしも、また出会っても、受け入れてくれないかもしれないわ、だったら、それなら、サトシといれば、夫ともいられるし、寂しい思いしないじゃない?)
(そうだな・・・)
(サトシ・・・出来れば、私はピンクさんがいた方が良いと思うの)
「え? 何でだ? ドレディア」
(だって、サトシ、新しい旅に出たら、チェリンボとか預けられますよね?)
「・・・あ」
((((サトシ・・・))))
サトシも気付かなかったのか・・・
(正直、サトシいないと弟妹達も、我慢してる手前くずってくるのよ)
「あ〜・・・」
イーブイの訴えに、サトシは頬を掻く
(んで、ガーディとかの泣き声で、我慢してたのが出てきちゃうらしくて・・・我儘になるのよ)
「・・・」
(それに、カビゴンとか、エルフーンとか、サンダースとか、ヘイガニとか・・・ね?)
(悩みの種はてんこ盛りで、更に、子守)
(オレも、オーキド邸の平和を守る使命あるし、子守に掛かりきりって訳にもいかない、そうなると、シャワーズとかエーフィ、ドレディア、メブキジカ、ゼブライカ、ケンホロウ、ヨルノズク、なんかに、負担かかってくると思うんだ)
「だな・・・」
サトシも、そこは悪いと感じている
前に、チェリンボの件で参ってしまっていた森のポケモン達を思い出し、苦笑いをしてしまう

あれは、フシギダネ達に被ってしょうがなかった

(それに、プリンいれば、カビゴンとか良いんじゃないかと思うの! プリンの歌強力だし、ヨルノズクとかフーディンとか歌聞いても起きてられるポケモンも多いでしょう? 態々、森を転々として歌を聴かせなくても、オーキド邸なら問題ないって思ったの!)
「はあ〜、成る程な〜」
イーブイの言い分に、納得と頷く

言われてみれば、カビゴンをゲット出来たのってプリンのお陰だった

あの暴れて手の付けられない、カビゴンを一瞬にして大人しくさせた、プリンの歌の威力は、もうお墨付きを貰ったようなものだ

「分かった、うん、俺としてもピンクちゃんとプリン仲間に出来るの嬉しいし、断る理由、俺には無いな」

「「「「「「「!」」」」」」」
サトシ達の会話が分からず、もやもやしていた者は一斉に理解をした

更新日:2016-08-17 18:00:16

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