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再び

サトシとシューティーは、扉へと向かう

サトシが、扉に触れると
「!」
「!」

扉は、緑の光に包まれ消えた

「!? 扉が消えた!?」
「・・・入ってもいいって事かな?」
「ピカ?」
「って事でいいのか?」
モジャンボを振り返り見ると
「モジャ」
こっくりと頷く

サトシとシューティーは、前方を・・・扉の向こうに続く
ツタが絡まる、螺旋の階段が目に飛び込んでくる

「人の歩いた形跡がある」
「ポケモンハンターを囮に使うくらいだから、よっぽど凄いものがあるって事だよな?」
「ん、この中のものを頂くとなれば、モジャンボは勿論だけど、他のポケモン達も抵抗するだろうし、それに異変を感じた、ジョーイさんとかの足止めは大事だね」
「・・・相当頭がキレる奴って事か・・・やばい、俺よりシゲルの方が良かった気が・・・」
「サトシ・・・」
「ピカピ・・・」

がっくりとシューティーとピカチュウは、仲良く肩を落とす

そういう問題じゃないだろう・・・

ていうか、そういう頭いいのヤツとは、本能で動くヤツを嫌う
頭で考えるヤツよりも、行動が読めないからだ

シューティーやシンジ、シゲルなど、サトシとのバトルは骨が折れる
分析したって、分析にない行動をしてくるのだから、焦ってしまうのだ

楽しい手前、厄介な相手とバトルするのは、スリルあり気疲れするから、困る

「頭がいいのは勿論だと思う、でも、あの量のハンター達を束ねる事が出来るって事だよね?」
「!」
はっと、サトシは、シューティーを見る
「僕と君で、相手できる奴だといいね・・・もしかしたら、僕達よりも、強い可能性があるよ?」
「・・・負けないさ!」
「!」
「守るんだ絶対に何が何でも、ここは、チェリンボの大事な場所なんだ」
「!!」
「どんな奴だろうとも、俺は、いや、俺達は、負けない、負けるような修行はしてきていない! そうだろう? シューティー?」
「! ・・・うん」

拳を合わせる

「勝つぞ! 絶対!」
「ああ!」
「ピカ!」
「・・・」

前方を見つめる強い意志の宿った瞳に、モジャンボは、余計にあの力は、この者の物でなければと思う

(我らをなめるなよ、人間よ・・・)

黙ってやられていると思ったら大間違いだ
森に住むもの達の怒りを、その身をもって知るがいい


モジャンボも、前方にいるであろう者へ強い瞳を向ける

更新日:2016-08-28 12:58:36

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