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no title

もう、死のうと考えた。

何度も何度も思って消えた、最後の手段はゆったりと浮かんではなぜか消え失せていった。

だが、今回はふらっとして、行為に入った。

無意識ではないはずだ。

だが、そこには衝動があって、私は今、あとは命の炎が消えるのを待つだけの時間を過ごして居る。

ふわっと光が揺れる度、身構える。

『どうしたの?』

聞いたことの無い声が聞こえた。

消えそうな視線で先を良く見ると白くなりうっすら見える人が居る。

これは…母親?

いや、違う?

違う。違う!

誰でも無い女性の、

しかも、看護師でもない。

誰なんだ?

この人は?

え?

『●●?起きたの?目覚めた!みんな!目覚めたわよ!』

そこから、集団が入って来る。

全員わからない。

一人も知る顔が居ない。

って…。

更新日:2016-08-04 06:31:05

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