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愛のおへや-1-
-1-
大島佳奈ちゃんが好きな男子は、島田祐樹ってゆうんです。
佳奈ちゃんは、いま、大学の二年生、二十歳です。
祐樹くんは佳奈ちゃんより三歳の年上、クラブの先輩。
クラブの名前は美術研究クラブ、美研って呼んでいます。
この美研って、美を追求するクラブなんですけど、ね。
美を追求するには、体験学習、実習ありき、だとゆうんです。
佳奈ちゃん、だから、祐樹くんと美の体験学習をするんです。
大学の心理学研究の実験室、そこはいろんな装置があるんです。
信じられないと思いますけど、羞恥室なんて名称なんです。
四畳半ほどの正方形のお部屋で、お茶室風なんですけどぉ。
「だからさぁ、佳奈ちゃん、美研の研究会なんだから、さぁ」
「研究会だから、どうしたってゆうんですかぁ、せんぱいぃ」
「だからぁ、羞恥室でさぁ、しようよ、研究、美研の研究ぅ」
祐樹くん、なんだか、お声がうわづってきているんですよぉ。
佳奈ちゃんは、なんのことだか、まだわかっていません。
ええっ、木村くんとかも、一緒に研究するんですってぇ。
佳奈ちゃんは、祐樹くんだけじゃなくて、木村くんと大野くん。
男子三人、三人とも佳奈ちゃんの先輩になります。
でも、女子は佳奈ちゃんだけ、二年生、二十歳になったばかり。
「うううっ、どうしてぇ、わたしだけなのぉ、けったいやわぁ」
佳奈ちゃん、祐樹くんから、美研の研究実施を伝えられたんです。
心理学研究の実験室、別名を羞恥室と呼ばれているおへやです。
つまり、女の子が、男の子たちによって、羞恥を体験するおへや。
羞恥は愛につながり、愛は羞恥につながり、愛と羞恥のおへや。
なんか、へんな理屈ですけど、なんとかイメージできますよね。
集合は午後3時なので、佳奈ちゃん心理学研究室の前で待っています。
木村くんが来ていて、佳奈ちゃんを、じろじろ、見てくるんです。
「どうしたのよぉ、木村くぅん、なにか、変ですかぁ」
佳奈ちゃん、思わず、スカートの腰に手を当て、目線をそらせて赤面しちゃう。
お化粧はうすめ、着ている服は控えめ、ちょっと茶髪にしてるけどぉ。
祐樹くんが来て、大野くんが来て、四人お揃い、羞恥室のドアを開けます。
-2-
羞恥室は四畳半ほどの広さなので、狭いです。
心理学研究に使うから防音装置がついています。
外から内部が見れるマジックミラーがあります。
40インチのモニターがあります。
DVカメラで撮影できる設備があります。
それから、あの芸術作品、羞恥診察台セットがあります。
そのほかに、小道具が一式、そろっているんです。
小道具って、あれですよ、女の子が羞恥する、あれ。
ばいぶとかぁ、ろーたーとか、はけとか、かせとかぁ。
佳奈ちゃんは、祐樹くん、木村くん、大野くん、その後に入室です。
三人の男子が、佳奈ちゃんをお出迎えするんです。
「ようこそ、大島佳奈ちゃん、いらっしゃい」
木村くんが、佳奈ちゃんにお声をかけます。
佳奈ちゃんは、羞恥室のなかを、ぐるりと見渡します。
見渡すっていっても四畳半だから、見るだけ。
<ああっ、羞恥診察台セット、お道具、恥ぃ>
見てしまった佳奈ちゃん、三人の男子の前で、タジタジ。
「だから、さぁ、大島佳奈ちゃん、いいんでしょ?」
「たっぷり、楽しみたいんでしょ、大島佳奈ちゃん!」
女の子佳奈ちゃん、シャツにミニスカート、それに黒いソックス。
祐樹くんは、見ているだけの見学、じゃないけど。
最初は、木村くんと大野くんが仕掛けてきちゃいます。
「ああっ、なにするんですかぁ」
大野くんに背中から、羽交い絞めされちゃう佳奈ちゃん。
「ふうん、なんにもしないよ、ってのはうそだけどさぁ」
ぎゅっと抱きしめられちゃう佳奈ちゃん。
前から、木村くんが、佳奈ちゃんのシャツをめくりあげます。
「大島佳奈ちゃん、われらのアイドル、たっぷりぃ」
木村くん、佳奈ちゃんのシャツを胸うえまで、めくりあげたんです。
大島佳奈ちゃんが好きな男子は、島田祐樹ってゆうんです。
佳奈ちゃんは、いま、大学の二年生、二十歳です。
祐樹くんは佳奈ちゃんより三歳の年上、クラブの先輩。
クラブの名前は美術研究クラブ、美研って呼んでいます。
この美研って、美を追求するクラブなんですけど、ね。
美を追求するには、体験学習、実習ありき、だとゆうんです。
佳奈ちゃん、だから、祐樹くんと美の体験学習をするんです。
大学の心理学研究の実験室、そこはいろんな装置があるんです。
信じられないと思いますけど、羞恥室なんて名称なんです。
四畳半ほどの正方形のお部屋で、お茶室風なんですけどぉ。
「だからさぁ、佳奈ちゃん、美研の研究会なんだから、さぁ」
「研究会だから、どうしたってゆうんですかぁ、せんぱいぃ」
「だからぁ、羞恥室でさぁ、しようよ、研究、美研の研究ぅ」
祐樹くん、なんだか、お声がうわづってきているんですよぉ。
佳奈ちゃんは、なんのことだか、まだわかっていません。
ええっ、木村くんとかも、一緒に研究するんですってぇ。
佳奈ちゃんは、祐樹くんだけじゃなくて、木村くんと大野くん。
男子三人、三人とも佳奈ちゃんの先輩になります。
でも、女子は佳奈ちゃんだけ、二年生、二十歳になったばかり。
「うううっ、どうしてぇ、わたしだけなのぉ、けったいやわぁ」
佳奈ちゃん、祐樹くんから、美研の研究実施を伝えられたんです。
心理学研究の実験室、別名を羞恥室と呼ばれているおへやです。
つまり、女の子が、男の子たちによって、羞恥を体験するおへや。
羞恥は愛につながり、愛は羞恥につながり、愛と羞恥のおへや。
なんか、へんな理屈ですけど、なんとかイメージできますよね。
集合は午後3時なので、佳奈ちゃん心理学研究室の前で待っています。
木村くんが来ていて、佳奈ちゃんを、じろじろ、見てくるんです。
「どうしたのよぉ、木村くぅん、なにか、変ですかぁ」
佳奈ちゃん、思わず、スカートの腰に手を当て、目線をそらせて赤面しちゃう。
お化粧はうすめ、着ている服は控えめ、ちょっと茶髪にしてるけどぉ。
祐樹くんが来て、大野くんが来て、四人お揃い、羞恥室のドアを開けます。
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羞恥室は四畳半ほどの広さなので、狭いです。
心理学研究に使うから防音装置がついています。
外から内部が見れるマジックミラーがあります。
40インチのモニターがあります。
DVカメラで撮影できる設備があります。
それから、あの芸術作品、羞恥診察台セットがあります。
そのほかに、小道具が一式、そろっているんです。
小道具って、あれですよ、女の子が羞恥する、あれ。
ばいぶとかぁ、ろーたーとか、はけとか、かせとかぁ。
佳奈ちゃんは、祐樹くん、木村くん、大野くん、その後に入室です。
三人の男子が、佳奈ちゃんをお出迎えするんです。
「ようこそ、大島佳奈ちゃん、いらっしゃい」
木村くんが、佳奈ちゃんにお声をかけます。
佳奈ちゃんは、羞恥室のなかを、ぐるりと見渡します。
見渡すっていっても四畳半だから、見るだけ。
<ああっ、羞恥診察台セット、お道具、恥ぃ>
見てしまった佳奈ちゃん、三人の男子の前で、タジタジ。
「だから、さぁ、大島佳奈ちゃん、いいんでしょ?」
「たっぷり、楽しみたいんでしょ、大島佳奈ちゃん!」
女の子佳奈ちゃん、シャツにミニスカート、それに黒いソックス。
祐樹くんは、見ているだけの見学、じゃないけど。
最初は、木村くんと大野くんが仕掛けてきちゃいます。
「ああっ、なにするんですかぁ」
大野くんに背中から、羽交い絞めされちゃう佳奈ちゃん。
「ふうん、なんにもしないよ、ってのはうそだけどさぁ」
ぎゅっと抱きしめられちゃう佳奈ちゃん。
前から、木村くんが、佳奈ちゃんのシャツをめくりあげます。
「大島佳奈ちゃん、われらのアイドル、たっぷりぃ」
木村くん、佳奈ちゃんのシャツを胸うえまで、めくりあげたんです。
更新日:2016-07-20 14:46:53