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no title

自殺したい。

ただただ、それだけが純文学の骨になって居た純文学創世の明治期。

そして、今や良くもわからない感覚の中で、人は殺し殺され、そして、災害は頻繁に起こり、信じていた有名人が政治家がまともじゃない馬鹿なことばかりする。
時代の息吹は完全に混乱の中に居た。


僕はもう30代の後半で、世に言うまともに仕事が選べない時期に差し掛かっている。

だが、いくらでも、ひっくり返せる世界は特に別に焦る必要も無い。

突然の嵐で、人は消えゆく命にたゆたう。

私達の世界は、明日すら見えない。

どうでもいい。

歪みに少しずつ水を足らして、少しずつ少しずつ、その小さな口を開けて、私は人を世界の裂け目から落として行く。

それはただただ、くだらない厭な感覚をどうにか覆い隠す為に。

更新日:2016-06-17 03:36:46

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