官能小説

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プロポーズは一度だけ

 望んでいたのはお客様の幸せ。現実が180度違っていても、そごうだけはそれを追い続けた。そんな奴が理不尽も苦しみも怒りも全て呑み込んで、いつもと同じ笑顔を浮かべて逝こうとするのをどうしても黙って見送ることができなかった。
 恨みごとひとつ言わないそごうの心情を考えると自然と涙が溢れてくる。
思わずつかんだ手は、放したら最後このまま死んでしまう、そう思わせるほどに冷たかった。
 その時の気持ちが恋とか愛とかそういった感情を含んでいたかは分からない。ただ、嫌だった。このままそごうが消えてなくなるのが、生きることを諦めたそごうの笑顔が、死ぬほど嫌で悲しかった。
 この手は絶対離しちゃいけない、そう直感した途端、魂が叫んでいた。
 そごう死ぬな。俺はこの手を離さねえ。
 誰が何と言おうと絶対に離さねえから。
 
                 *
                 *
                 *

「なあ西武、あれもう一回言って?」
「ば…っ…こんな時に何言って…ああっ!」
 そごうは普段は時折、情事の最中は度々プロポーズ(俺は認めていないが、そごうはそう思っている)の言葉を聞きたがる。
「つれないこと言わんと、なあ?言って?」
「やっ!耳や……っ!」
 耳を舐られると体から力が抜け、ぞくぞくと背筋に痺れが走る。そごうの唇から逃れようと身を捩るも、四つん這いにされ、上からのしかかられていては思うようには逃げられない。
「やめろって」
「ふうん…じゃあこっち?」
 そう言ってそごうはするりと長い指を胸元に滑らせると、もうぷっくりと膨れた乳首を慣れた手つきで嬲り始める。
「んんっ」
 今まで執拗にいじられたそこは条件反射のように甘く疼き、まだ触られていないペニスはだらだらとはしたなく蜜を零す。
「西武すごいね、触ってないのにこんなに漏らして。シーツにシミができてる」
「やっ」
 卑猥な言葉を口にするそごうの欲情した荒い息が耳にかかり、恥ずかしいのにこれから与えられる快楽を期待した体はとろりとろりと蜜を滴らせる。鈴口から引力に引かれ、透明な蜜が細い糸となって滴り落ちる様はひどく淫らだった。
「もうがちがちやね。触って欲しい?」
 振り向くと、背中越しにそごうが欲情した瞳で見つめてくる。羞恥を堪えてこくり、と頷くと、そごうは奇麗な笑みで「どうして欲しいか言うて?」と言う。
 いつもそうだ。
 追い詰めるだけ追い詰めておいて、そごうは必ず西武に言葉にさせる。
「西武、聞きたい」
 そんな甘く強請られたって言えるわけがない。
 フルフルと首を振ると、そごうは西武の尻たぶを割り開くと、そこに顔を寄せ躊躇いもなく秘部に舌を差し入れる。
「あっ……」
 濡れた温かい舌が中の襞を潤すように丁寧に舐め解いていく。
「んっ…そご……っ…やぁっ!」
 比較的浅い場所にコリコリとした突起がある。そこを突かれると、西武はがくり、と崩れ落ちるように肘をつき、下肢を震わせながら精液を吐き出した。ぴくんぴくん、とペニスが大きく跳ねながら、断続的にシーツの上に快楽の証を撒き散らかす。
「西武はやらしいなあ。触ってないのにイってもうたん?」
「あ…あ…」
 そごうは荒く息をつき、快感に打ち震える西武の秘部を執拗に舐め続ける。
「や…もうやだっ…」
 終わらない緩やかな刺激に西武が泣き声を上げる頃には、秘部はそごうの唾液でぐっしょりと濡れ、ひくひくと柔らかな収縮を繰り返すようになっていた。
「そごう…もうやだ…なあ…なあ…」
 もじもじと腰を振り、真っ赤な顔でそごうを見る。が、そごうはそんな西武の太ももをぎゅっと両手でしめると、その隙間に自身の猛ったものを押し込み、前後に動かし始めた。
「やあっ…何で?」
 太腿にそごうの熱を感じ、今まで触れられなかったペニスの裏筋を力強く擦り上げる。
「あっあっ!」
 急に与えられたペニスへの刺激に、西武は背を反らしながら本日二度目の精を放つ。だが、それは西武の望んだ快感ではなかった。先程まで執拗に嬲られた内壁は爛れた疼きを抱いたままだった。欲しいのは、もっと違う、内部の奥深い所への刺激。太腿を行き交うこの熱くて硬いもので、内壁をこすって欲しい。これで内部を埋め尽くして、一つになりたい。そして最奥に熱を放ってほしい。
「そご…そごう…」
 そごうの名を呼ぶ西武の熱くなった眦目からぼろぼろと涙が零れる。
「西武、かわいい」
 腰の動きを止めると、そごうはうっとりと西武の瞼に顔を寄せ、唇で涙を吸い取る。
「西武がプロポーズの言葉を言うてくれたら、西武が欲しいものを好きなだけあげる。だからね?西武。言うて?」
 甘やかすように、そごうは西武の顔にキスの雨を降らせる。しかし、どれだけ強請られてもあの言葉を言うつもりはなかった。

更新日:2016-05-04 23:37:08

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プロポーズは一度だけ【百貨店擬人化二次】 R-18