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周囲に挨拶を終えたスティーブが
会場を離れたところで、俺も少しだけ
仲間のテーブルへと向かった。
「日本でも報道されてたけど、妹さん、
来年式上げるんだって?」、
直ぐに俺の隣にやってきた蓑岩が興味
津々で聞いて来る。
「ああ、そうらしい・・・」、
俺がむすっと答えると
「もしかして、まだお兄ちゃんは、賛成して
ないの?」、
高林がニヤニヤしている。
「そんなんじゃ・・」、
言いかけた時
「そうなんです。何とか言ってやってください!!」、
エリーが皆の中に飛びついてきた。
「いい加減、認めてくれたっていいのにね~」、
高林が同調すると
「心の狭いお兄ちゃんだね~」、
三洲が珍しく笑っている。
「ふん!・勝手にしろ!」、
俺がむくれると
「お前はどうなんだよ・・・」、
今度は真剣な顔で、三洲が聞いた。
皆の視線が俺を見る。
「・・俺は、
・・・俺は、一生託生だけを愛すよ。」、
はっきりと答えると、
「だよな・・」、
三洲も頷いた。
「そう言う訳だからさ、こんなお兄ちゃんは
さっさっと、引退させて二人で会社をでっか
くしてね・・・って、もうでっかいかあ~」、
高林の言葉に、みんなが一斉に笑った。
周囲に挨拶を終えたスティーブが
会場を離れたところで、俺も少しだけ
仲間のテーブルへと向かった。
「日本でも報道されてたけど、妹さん、
来年式上げるんだって?」、
直ぐに俺の隣にやってきた蓑岩が興味
津々で聞いて来る。
「ああ、そうらしい・・・」、
俺がむすっと答えると
「もしかして、まだお兄ちゃんは、賛成して
ないの?」、
高林がニヤニヤしている。
「そんなんじゃ・・」、
言いかけた時
「そうなんです。何とか言ってやってください!!」、
エリーが皆の中に飛びついてきた。
「いい加減、認めてくれたっていいのにね~」、
高林が同調すると
「心の狭いお兄ちゃんだね~」、
三洲が珍しく笑っている。
「ふん!・勝手にしろ!」、
俺がむくれると
「お前はどうなんだよ・・・」、
今度は真剣な顔で、三洲が聞いた。
皆の視線が俺を見る。
「・・俺は、
・・・俺は、一生託生だけを愛すよ。」、
はっきりと答えると、
「だよな・・」、
三洲も頷いた。
「そう言う訳だからさ、こんなお兄ちゃんは
さっさっと、引退させて二人で会社をでっか
くしてね・・・って、もうでっかいかあ~」、
高林の言葉に、みんなが一斉に笑った。
更新日:2017-06-20 21:49:05