官能小説

成人向けコンテンツについて
R-18

ここから先は未成年にふさわしくない成人向けの文章が含まれています。

18歳未満の方、もしくはこのような小説を不快に感じる方は「入室しません」を選択してください。

上記の内容に同意される場合のみ「入室します」をクリックしてお進みください。

  • 8 / 33 ページ


周囲に挨拶を終えたスティーブが
会場を離れたところで、俺も少しだけ
仲間のテーブルへと向かった。



「日本でも報道されてたけど、妹さん、
来年式上げるんだって?」、

直ぐに俺の隣にやってきた蓑岩が興味
津々で聞いて来る。


「ああ、そうらしい・・・」、

俺がむすっと答えると


「もしかして、まだお兄ちゃんは、賛成して
ないの?」、

高林がニヤニヤしている。



「そんなんじゃ・・」、

言いかけた時


「そうなんです。何とか言ってやってください!!」、

エリーが皆の中に飛びついてきた。


「いい加減、認めてくれたっていいのにね~」、

高林が同調すると


「心の狭いお兄ちゃんだね~」、

三洲が珍しく笑っている。



「ふん!・勝手にしろ!」、

俺がむくれると


「お前はどうなんだよ・・・」、

今度は真剣な顔で、三洲が聞いた。


皆の視線が俺を見る。





「・・俺は、
・・・俺は、一生託生だけを愛すよ。」、

はっきりと答えると、


「だよな・・」、

三洲も頷いた。




「そう言う訳だからさ、こんなお兄ちゃんは
さっさっと、引退させて二人で会社をでっか
くしてね・・・って、もうでっかいかあ~」、

高林の言葉に、みんなが一斉に笑った。



更新日:2017-06-20 21:49:05

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook