官能小説

成人向けコンテンツについて
R-18

ここから先は未成年にふさわしくない成人向けの文章が含まれています。

18歳未満の方、もしくはこのような小説を不快に感じる方は「入室しません」を選択してください。

上記の内容に同意される場合のみ「入室します」をクリックしてお進みください。

  • 3 / 33 ページ

2




「新さん、待って下さいよ・・・」、

元気にやって来たのは、真行寺。



相変わらず、その声を無視して一人
スタスタと歩くのは、変わらない三洲。

その視線は、しっかりと俺を捉えている。



「久しぶりだな、崎・・・」、 

俺の前に、凛と立ち、昔と変わらない
その表情で俺を威嚇する。





「元気そうだな・・」、

俺が、わざとらしく笑うと

「そう見えるか・・、」、

そう答えた三洲の顔は笑っていな
かった。

「すまん・・・」、

俺は、そっと頭を下げた。




「新さん、また、そんな態度して・・、
ギイ先輩、すいません。」、

その隣では、真行寺がいつもの様に
ハラハラしている。




「いいんだよ、この情けない奴になんか
へこへこするな!」、

三洲はそういうと俺から視線を外し
仲間のテーブルへと進んでいった。



「すいません、ギイ先輩・・・」、

切なそうな顔で真行寺は俺を見て


「まだ・・・」、

そこまで言って、言葉を止めた。






「悪いな・・・役立たずで・・・」、

俺は情けない顔をしているだろう。



きっと、次々に姿を見せる仲間に、同じ
事を聞かれるだろう。


でも、今の俺には、何一つ、答えることが
出来ない。








あの事故から、5年が過ぎていた。


更新日:2017-05-30 17:12:37

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook