「知ってるって…じゃあ、何で」

セレナは言う。

知っていて何故力を貸すような真似をしているのか…。

「何で荷担するんだ!ソイツらが何をしてきたのか、しようとしてるのか分かってるならどうして…」

とタケシ。

「…母さんが…博士が…、故郷の皆が…っ!どうなるか分かんないのに抵抗出来ないだろ!!皆は出来んのか？大事な家族や仲間が、友達が狙われてるのに…それを犠牲に出来るのかよ!!オレは…っつ」

そう叫んだサトシだが、辛いのか急に呻く。

今の話でセレナ達は自分達が守られていた事を知る。