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いつもの様に五人で、大学の門を出ようとした時だった。
ピタリと立ち止まった人物に、俺たちは視線を向けた。
「二宮くん、デートしようか?」
驚いたのは俺だけじゃなかった。
まあくんも、潤くんも驚いていた。
そして大野さんが、俺と櫻井さんの間に割って入った。
「翔ちゃん、何考えてる?」
大野さんの背中に守られて、大野さんの表情は見えない。
でも大野さんが櫻井さんに、こんな警戒心を見せるのは初めてだ。
どうして?
「何も・・・言葉通りの意味だよ」
大野さんの背中越しに見れば、いつもの櫻井さんの穏やかな笑顔。
「ダメだ。俺も一緒ならいい」
「智くん、俺は二宮くんに言ってる」
大野さんは部外者だと伝える櫻井さんに、大野さんは返事しなかった。
俺は大野さんの手を握った。
「ニノ?」
振り向いた大野さんは不安、って顔を隠そうとしない。
「櫻井さん、デートしましょう」
「ニノ!」
「大野さん、俺は大丈夫」
どうして大野さんが不安なのか、わからないけど。
大野さんの顔を見ながら安心させる様に言った。
「ニノ」
大野さんは俺にちゅ、とキスをした。
「何かあったら、俺を呼べ」
「うん」
櫻井さんが俺を見て、大学に向かってゆっくりと歩き出す。
俺も歩き出そうとして、潤くんに腕を掴まれた。
不安そうな潤くんの顔。
その手はすぐに離されたけれど。
潤くんも、何か心配な事があるんだろうか?
俺は気を引き締めて、櫻井さんの後を追った。
ピタリと立ち止まった人物に、俺たちは視線を向けた。
「二宮くん、デートしようか?」
驚いたのは俺だけじゃなかった。
まあくんも、潤くんも驚いていた。
そして大野さんが、俺と櫻井さんの間に割って入った。
「翔ちゃん、何考えてる?」
大野さんの背中に守られて、大野さんの表情は見えない。
でも大野さんが櫻井さんに、こんな警戒心を見せるのは初めてだ。
どうして?
「何も・・・言葉通りの意味だよ」
大野さんの背中越しに見れば、いつもの櫻井さんの穏やかな笑顔。
「ダメだ。俺も一緒ならいい」
「智くん、俺は二宮くんに言ってる」
大野さんは部外者だと伝える櫻井さんに、大野さんは返事しなかった。
俺は大野さんの手を握った。
「ニノ?」
振り向いた大野さんは不安、って顔を隠そうとしない。
「櫻井さん、デートしましょう」
「ニノ!」
「大野さん、俺は大丈夫」
どうして大野さんが不安なのか、わからないけど。
大野さんの顔を見ながら安心させる様に言った。
「ニノ」
大野さんは俺にちゅ、とキスをした。
「何かあったら、俺を呼べ」
「うん」
櫻井さんが俺を見て、大学に向かってゆっくりと歩き出す。
俺も歩き出そうとして、潤くんに腕を掴まれた。
不安そうな潤くんの顔。
その手はすぐに離されたけれど。
潤くんも、何か心配な事があるんだろうか?
俺は気を引き締めて、櫻井さんの後を追った。
更新日:2016-01-24 22:55:59