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翌日、昼。

(.゚ー゚)「雅紀!」

(‘◇‘)「えっ、和也?!俺、まだ夢見てる?」

(.゚ー゚)「夢じゃない……助けて」

和也は雅紀に抱きつきます。
安心したのか、ポロポロと涙が溢れてきました。
そんな和也の頭を、雅紀は優しく撫でてあげます。

(.゚ー゚)「俺を、攫ってくれますか?」

(‘◇‘)「和也、何があったの?」

何も言わない和也を雅紀は抱きしめました。

(‘◇‘)「俺に、ついてきてくれる?和也を好きって気持ちしかないけど」

(.゚ー゚)「雅紀」

雅紀と和也の顔が近づいた時です。

(`・З・´)「ねぇ、お取り込み中の所悪いけど、俺もいるからね?」

和也は翔を睨みました。

(.゚ー゚)「元はと言えば、あなたが智を捕まえとかないから!」

(`・З・´)「一体何のこと?」

和也は昨日の夜の事を翔に話しました。

(`・З・´)「智くんが?」

(‘◇‘)「翔ちゃん」

雅紀が翔を見つめます。

(`・З・´)「でも、智くんが決めたんだろ?俺がとやかく言う事じゃないよ」

(.゚ー゚)「バカ!」

(`・З・´)「うっ!」

和也は翔にタックルしました。

(.゚ー゚)「智は、待ってたんですよ。あなたが結婚しようって言ってくれる事を!」

(`・З・´)「むしろあの状況なら智くんが言えよ!」

(.゚ー゚)「言ったら、誓ってくれたんですか?」

(`・З・´)「……うん」

(‘◇‘)「翔ちゃん、顔赤いよ」

(`・З・´)「うるさい!」

(.゚ー゚)「そうとわかれば、行きますよ!」

更新日:2015-11-21 23:05:05

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