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雅紀と翔は幼なじみ。
良い年齢になったのでお嫁さんを探しておりました。
ある日、雅紀が嬉しそうな顔をして翔の家を訪れました。

(‘◇‘)「翔ちゃん、俺、一目惚れした!」

(`・З・´)「ふーん」

(‘◇‘)「何!その反応!」

(`・З・´)「おまえは、熱しやすく冷めやすいからな」

(‘◇‘)「今度は絶対!翔ちゃん、見に行こ!」

雅紀が翔を連れて行った所は川が見える木の上。
二人の少女は、川で遊んでおりました。

(`・З・´)「雅紀、あの人たちか」

(‘◇‘)「うん。大宮家の娘さんだよ」

(`・З・´)「大宮家?!」

大宮家は、雅紀や翔の家よりも身分が上でした。

(‘◇‘)「……わかってるよ。身分が違うって。でも、俺」

翔は二人をじっと見つめました。

(`・З・´)「どっち?」

(‘◇‘)「え?」

(`・З・´)「どっちが好きなの?」

(‘◇‘)「えっと、顎にほくろがある方」

(`・З・´)「そうか。よかった、かぶらなくて」

(‘◇‘)「え?まさか翔ちゃん……」

(`・З・´)「俺、あの娘のこと好きかも……雅紀、絶対に手に入れよう」

(‘◇‘)「うん。でもどうやって?」

(`・З・´)「俺に考えがある」

更新日:2015-11-17 22:36:06

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