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魚雷修行―宿舎―
首領パッチと相部屋になりたい破天荒とボーボボとは相部屋になりたくない天の助のせいで部屋割りで少し揉めたが、相部屋となった破天荒とボーボボは幼馴染みなのもあって特に問題はないと言うか、ボーボボが破天荒には遠慮している所があるのと破天荒の対ボーボボスルースキルが高くて収まる所に収まった感じになっていた。そして、当然ながら破天荒は毎晩就寝の時間まで首領パッチ(と天の助)の部屋に遊びに来ていた。
「おやび〜ん♪って臭ぇっ!!んだこの部屋!!」
戸を開けて元気に呼び掛けたせいでラッカー塗料に含まれるシンナーが気化した物をダイレクトに吸い込んでしまった破天荒は盛大にむせてしまい、むせながら天の助が真剣な表情で魚雷とウンコのフィギュアを作っているのを見て、何やってんだこの腐れところてん遂に頭がおかしくなったか、とフィギュアなんか子供の頃のプラモ作り以来馴染みのない破天荒は首領パッチと相部屋になれなかった怨みもあって思っていると、天の助が眼鏡をクイッと上げる仕草をしながら振り向いた。
「実はギョラ公にソフ×ギョラフィギュアを依頼されててね。それにせめて余暇は趣味に没頭しなきゃ、僕にはこの修行生活は耐えられないよ」
「やるのは構わねえけど換気しろよ。おやびん、良く堪えられますね?」
破天荒が窓を開けながら首領パッチの方を見ると、大人しくヤッくんで遊んでいた首領パッチは部屋に充満したシンナーにラリって倒れていた。
「おやびーーーん!!!」
白眼を剥いて口から涎を垂らしながら譫言を呟き続ける首領パッチに駆け寄り、気をしっかり持たせようと体を揺するが新たな幻覚を見せてしまうだけだった。
「妙に静かだと思ってました」
天の助が余り慌てもしていないのはハジケている無敵状態の時の首領パッチしか知らないので直ぐにおかしな事を始めて元に戻るだろうと言う楽観からなのだが、ハジケていない時の首領パッチはその小さな体のせいで誰よりも強く作用を受けてしまうのを知っている破天荒は激怒し、罪悪感もなく呑気にしか見えない天の助に掴み掛かった。
「テメーを信じておやびんとの相部屋を譲ったってのに、寄りにも寄って何て事しやがんだクソところてん!!!」
騒ぎと言うかいつにない剣幕の破天荒の怒声と天の助の悲鳴を聞きつけて集まって来た皆の目の前にはシンナー臭い部屋の中で倒れている首領パッチと、無言でヤッくんを片付けてやっている破天荒と、
「おやび〜ん♪って臭ぇっ!!んだこの部屋!!」
戸を開けて元気に呼び掛けたせいでラッカー塗料に含まれるシンナーが気化した物をダイレクトに吸い込んでしまった破天荒は盛大にむせてしまい、むせながら天の助が真剣な表情で魚雷とウンコのフィギュアを作っているのを見て、何やってんだこの腐れところてん遂に頭がおかしくなったか、とフィギュアなんか子供の頃のプラモ作り以来馴染みのない破天荒は首領パッチと相部屋になれなかった怨みもあって思っていると、天の助が眼鏡をクイッと上げる仕草をしながら振り向いた。
「実はギョラ公にソフ×ギョラフィギュアを依頼されててね。それにせめて余暇は趣味に没頭しなきゃ、僕にはこの修行生活は耐えられないよ」
「やるのは構わねえけど換気しろよ。おやびん、良く堪えられますね?」
破天荒が窓を開けながら首領パッチの方を見ると、大人しくヤッくんで遊んでいた首領パッチは部屋に充満したシンナーにラリって倒れていた。
「おやびーーーん!!!」
白眼を剥いて口から涎を垂らしながら譫言を呟き続ける首領パッチに駆け寄り、気をしっかり持たせようと体を揺するが新たな幻覚を見せてしまうだけだった。
「妙に静かだと思ってました」
天の助が余り慌てもしていないのはハジケている無敵状態の時の首領パッチしか知らないので直ぐにおかしな事を始めて元に戻るだろうと言う楽観からなのだが、ハジケていない時の首領パッチはその小さな体のせいで誰よりも強く作用を受けてしまうのを知っている破天荒は激怒し、罪悪感もなく呑気にしか見えない天の助に掴み掛かった。
「テメーを信じておやびんとの相部屋を譲ったってのに、寄りにも寄って何て事しやがんだクソところてん!!!」
騒ぎと言うかいつにない剣幕の破天荒の怒声と天の助の悲鳴を聞きつけて集まって来た皆の目の前にはシンナー臭い部屋の中で倒れている首領パッチと、無言でヤッくんを片付けてやっている破天荒と、
更新日:2015-11-03 12:10:31