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冒険の仲間達

挿絵 800*600

次の日


睡い……。昨日、俺は取引先の常務が来るので徹夜で書類を作っていた。こんな時はライムが入った愛のスコールブルーソーダーだ。俺の疲れを癒やしてくれる。

社長「矢内、もう直ぐ常務来るぞ。ちゃんと書類出来てるんか?」
矢内「なんとか出来ました。」

そうしていると一台の車が此方に来た。

社長「あの車やな。めんどくさいけどお出迎えに行くぞ。」

俺と社長はそうして駐車場まで迎えに行った。あとめんどくさいとか言うなよ。

ブロロロロ、ガチャ、


勇者「賢者さま!」
矢内「」

なんでお前が出てくる!

常務「矢内ちゃ〜ん、久し振り〜♪やっぱりこの子知り合いか〜。」
社長「矢内、お前どういうことや。」
常務「いや〜、うちの会社から出る前にいきなりこの子現れていろいろ話聞いたら矢内ちゃんの名刺持ってたから此処に連れて来たのよ〜。」

余所の会社に迷惑かけるな!クソったれ!

矢内「常務、うちの身内が迷惑かけてスミマセンでした。」
常務「良いのよ〜。今日の書類とは別に矢内ちゃん所にやって欲しい仕事もあるし〜。」
社長「常務、立ち話もあれですのでクーラーの効いた会議室でお話を伺います。」
常務「あら〜。今日は暑いから助かるわ〜。」
社長「では、此方へ。」
勇者「賢者さま、実は」
矢内「勇者よ、今は仕事中だから少し待ってろ。打ち合わせが終わったら話を聞く。」
社長「矢内!早くしろ!その子も事務所の中に入れろ!外にいたら熱中症になるやろ!」
矢内「社長、スミマセン。勇者、中で大人しくしろよ。」
勇者「はい、賢者さま。」

更新日:2018-06-30 23:31:55

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