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勇者「賢者さまー!」
矢内「ゴボゴボゴボゴボ……。」
酒呑童子「おお!勇者の娘っこ達もラーメン貰って来たのか!ガハハハハ!それでは宴会を始めるぞ!」

誰か助けろよ!死んでしまう!

ポーラ「あら?賢者様は丼に頭を突っ込んで何をしているのかしら?」
畑中「あれは矢内の家に代々伝わるラーメンに対する儀式なんだ。三十分ぐらいああするんだ。だからほっとこう。」
ポーラ「あら?そうなの?この前はやってなかったような…。」

キサラギ「畑中殿…。よくそんな嘘が思い付くものだな…」ボソ

酒呑童子「そうか。賢者殿は儀式の最中だったのか。乾杯の音頭を頼もうと思ったのに…」
サチ「あら?シュテちゃん、それならうってつけの人物が居るわ。畑中、お願い出来るかしら?」
畑中「ハッハーwww!任せとけ!」
酒呑童子「誰じゃ?お主は?」
勇者「屑野郎さんは賢者さまのお友達なんです。」
ロキ「この不男も面白い男なんだ!俺が保証する!」
酒呑童子「ガハハハハ!そうじゃったか!では、乾杯の音頭を頼む!」
畑中「よっしゃ!皆!今日は北の勇者一行が俺達の為に最高のラーメンを作ってくれた!その北の勇者一行に感謝を込めての宴会を開く!皆!グラスを持ってくれ!!それでは!」
勇者「スコール!」スコール!

俺を無視して楽しい宴会が始まった!

茨木童子「皆さん!我々の作った料理も召し上がって下さい!北の勇者達も召し上がって下さい!」
ポーラ「あら♪嬉しいわ♪タイショウも呼んで来るわね♪」
エリカ「戦士長、イバちゃんの作った料理も凄く美味しいんだよ!一緒に食べよう!」
アリマ君「キー!(僕、取って来るよ!)」
キサラギ「フフ、矢内殿達と出会ってからいろいろな事が起こる。本当に面白い男だ…。」
熊童子「酒呑童子様!せっかくですので新しく芋で作った焼酎を皆に振る舞いましょう!」
酒呑童子「おお!完成したのか?よし!皆に振る舞うんじゃあ!」
熊童子「まずは北の勇者様、どうぞ。」
タイショウ「ハハハ!いただくタイ!」
ロキ「俺もくれ!」
畑中「いつもはビールだが俺も貰おう!」


シンディ「矢内 孝太郎…。その兜は…似合わない…。」スポ

シンディが兜を外してくれたおかげで助かった。




畑中「美味い料理に美味い酒。気の合う仲間との食事は俺達の最高のプライスレスになるのだった。」
矢内「お前が締めるな!」



第7話
シンデレラハネムーン
END

更新日:2017-02-05 23:37:59

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