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北の国から勇者さま

今日は困ったことがあるのでさっちんと一緒に賢者さまのいる会社って所に来ました。

サチ「ここに賢者さんはいつも働いているのね…。みんな薄汚い格好をしているわ…。」
勇者「きっと、このドアの向こうに賢者さまは居ます。」

わたしは勢いよくドアを開けました。

勇者「賢者さまー!」
矢内「死ね!コラー!!」ドカッ!バキ!ドカッ!
???「止めてくれー!」
社長「矢内!お前相手先の社長に何してるねん!止めんか!」
サチ「」
勇者「」

賢者さまが知らない人を蹴り続けています…。とにかく止めないと!

勇者「賢者さま!」
矢内「勇者!良いところに来た!斧を貸せ!こいつの頭を叩き割ってやる!」
社長「お前!何言い出すねん!!相手先の社長や言うてるやろ!!」
相手先の社長「私にこんな事をしてただで済むと」矢内「黙れーーー!!!!!!俺はお前が死ぬまで蹴り飛ばすを止めない!!」ドカッ!バキ!
社長「矢内!!安全靴で蹴るの止めんか!お前達、矢内を止めろ!」
サチ「賢者さんがここまで怒ることなんて…。あの人一体何をしたのかしら?」
勇者「賢者さま!何があったか知りませんが止めて下さい!」
矢内「何があったかだと!コイツはスコールをくだらないガキの飲み物だと抜かしやがって!ブラックコーヒー飲んでる奴がそんなに偉いのか!!死ね!」ドカ!バキ!
サチ「」
勇者「」
社長「」
相手先の社長「そ、そんな事で…私がどれだけ偉いか分かっているか…」
矢内「お前の何が偉いんだ!お前の会社を立ち上げたのはお前の親父だろうが!七光りのお前が調子こいてるんじゃねぇ!!」ドカッ!
社長「お前ら!もう矢内の奴をどこかに連れて行け!」

社長さんの許可が出ましたのでファンタルジニアに行きましょう。

勇者「でも賢者さま、まだ怒っています…。」
サチ「ゆうりん、大丈夫よ。私に考えがあるから。」

さっちんは頼りになります。

サチ「賢者さん、実はファンタルジニアにスコールを馬鹿にする酷い奴が居るのだけど…。」
矢内「何!!!!!!どこのどいつだ!案内しろ!ぶっ飛ばしてやる!」
サチ「さあゆうりん、ゲートを開けて。」
勇者「分かりました。では行きましょう!」
矢内「命拾いしたな!オラ!」ドカッ!

相手先の社長「くそ…。肋が折れてる…。二度とお前の会社と取引するか…。」

更新日:2018-06-18 23:54:57

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