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「お疲れさま、まーくん」

控え室に戻ってきた、汗だくのまーくんにタオルを渡す。

「ありがとう」

まーくんはそれでゴシゴシと顔を拭く。

「はー、熱い」

言いながら、上も下も脱ぎ出して、あっという間に下着姿になった。

「あなたね、熱いからって速攻で脱ぐなよ」

「いいじゃん、すぐシャワー浴びるんだし」

俺を見るまーくんの瞳が、欲望に染められてる。
今日はいつも以上に辛い日だったみたいだ。
居心地が悪くて視線をそらすと、まーくんに抱きしめられた。

「ニノ、したいよ、ニノ」

抱きしめられてるまーくんの声にはもう艶がある。

「まーくん、俺が欲しい?」

「うん、欲しいよ、ニノが」

首筋にちゅ、とキスをされて、舐められる。

「ニノ、おいしい」

「もー、おいしいわけないでしょ。ほら、シャワー浴びてきなさい」

俺はまーくんを無理やり引き離す。
やっぱり俺はまーくんに甘い。
しょんぼりしてるまーくんの耳元で囁く。

「シャワー浴びて、家に帰ったら、ゆっくりまーくんを愛してあげる」

まーくんは慌ててシャワー室に向かう。

「転ぶなよ!」

まーくんは軽く右手を上げて、シャワー室に入っていった。

更新日:2015-10-04 19:35:59

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ディスコスターさまの付き人の秘め事