「嫌……」

まーくんの顔がみるみる曇っていく。

「俺の声、でちゃう、から」

「……じゃあ、塞いであげる」

まーくんはキスして、また俺のカラダを触りだした。
恐る恐るの先程とは違う、的確な触り方。

「んっ……んっ……ふっ、ん」

結局、声出てるからね！
力が抜けていく。
くったりしてる俺を見るまーくんは、オトコの顔。

「ニノ、すっごく可愛い顔してる。その顔、もっと俺に見せて？」

まーくんの唇が俺の首すじをすーっと通って、鎖骨から胸へ滑る。
まーくんが散々触ったソコは尖っていて、まーくんは嬉しそうにソレを口に含んだ。
甘噛みしたり、舌で弄んだり。
俺を見ながら、わざと舌を出してそれを弄ぶ様を見せたりして。
下半身に熱が集まっていくのを感じる。
まーくんは俺に見えないようにそっとソコを触った。

「まーくん！」

まーくんは色を纏った瞳で俺を見てる。
俺のを触ってるのに、まーくんが感じてるみたいな錯覚を引き起こす。
熱がまたソコに集まっていく。

「ニノ、もっと感じて」

まーくんは俺の膝に手を置いた。
これから起こる事が恥ずかしくて。

「やっ、まーくん待って」

「恥ずかしい？」

コクンと頷く。

「待ってあげたいんだけど」

「まーくん！」

まーくんは俺の足の間に強引に入り込み、俺のを掴んだ。

「俺、せっかちだから待てないや」

そのまま口に含む。

「まー、くっ、ん」

まーくんの口に含まれた俺のは、まーくんの舌で遊ばれる。
久しぶりの経験。
さらにそれをしているのが、大好きなまーくん。
その相乗効果で、俺のが一気に膨らんだ。
まーくんは俺をチラッと見て、恥ずかしそうにそっと目を閉じた。
そして、顔を上下に動かす。

「ま、てっ、だっ、め、まーく」

ああ、止めようとしない。
目を瞑って、一生懸命に俺を愛しているその姿に、感動すら覚えるんだけど。
カラダは興奮と快感で、あっという間にいきそうになってる。

「まーくん、離れて」

でも、まーくんは離れてくれない。
目を開けて俺を見て。
目で、欲しいと訴える。
そして、それは行動に出ていた。

「ああ、もう」

知らないから！
まーくんに、いきそうになるのを知らせるのって恥ずかしい。
でも、そうしないとまーくんが大変。

「まーく、いく、から」

コクコクと頷いたまーくんの口に、俺は吐き出した。